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コントリビューター インタビュー : Monet

05.10.2017

コントリビューター インタビュー : Monet

FotoliaとAdobe Stockのコントリビューターとして、日本人のライフスタイルを自然体で切り取るMonetさん。ベストセラー作家として常に上位を維持されている彼に、プロとしてビジネス面から見た「売れる作品」の作り方や売上アップのポイントについて伺いました。 Q1. 普段はどのような活動をされていますか? プロ写真家としての活動と併行して、スタジオのフォトグラファーたちとの共同作業で、FotoliaとAdobe Stock向けのコンテンツを日々制作しています。常に情報収集をしながらテーマやアイデアを出して撮影を行うのですが、ここ最近では、平均で月500点ほどの作品をアップロードしていますね。 モデル選びは特にこだわるというMonetさん。人数を増やすのもポイント。 Q2. コントリビューターになったきっかけは? 数年前に知人のフォトグラファーから「ストックフォトに写真を提供して活動している」という話を聞いて興味を持ったのがきっかけでした。その後、自分でもそれぞれのストックフォトサイトを調査して、Adobe Stockの前身であるFotoliaでコントリビューターとしての活動を始めました。 Q3. FotoliaとAdobe Stockに素材を提供していて良かったと思う点は? Adobe Stockのコントリビューターポータルをチェックすると、どの作品が何点売れて、どれだけの売上を生み出したか…といった成果がすぐに分かる点ですね。 「この作品が売れた要因は何か?」「以前はよく売れていた作品が売れなくなってきた理由は?」という風に、データを徹底的に分析して試行錯誤を続けていると、努力の結果がリアルタイムに数字となって返ってくる。アップしたばかりの作品がすぐに売れていくとやはり嬉しいですし、もっと頑張ってその数字をどんどん上げていきたくなります。ある意味ゲーム感覚の面白さも感じられ、モチベーションが高まる仕組みだと思います。また、全世界のクリエイターに販売できるのところも良いですね。日本語で作品投稿しても海外のお客様に購入いただける点は、グローバルでビジネス展開しているAdobeの強みだと思います。 簡単に行けない場所での撮影は、独自性を出すチャンス。但し撮影許可はお忘れなく。   Q4. 実際、どのくらいの売り上げがあるのでしょうか? う~ん、それは秘密です。ただ、プロとしてそれなりの収益を出したいのであれば、最低でも月に1,000点はアップしていくべきでしょう。1年で12,000点ぐらいになってくると、きちんと分析できる程のデータが取れ、売れる写真の傾向が見えてくると思います。そのぐらいの点数を超えると、撮るテーマが無くなってくるので新しいものを考え出さなくてはいけないという壁もありますが…。 いずれにしても、作品をアップし続けて新しい発見やトライを続けていくということが大切だと思います。なかなか成果が上がらないのだとしたら、それは誰のせいでもなく、自分の責任として率直に受けとる必要があります。自分の場合は、アップ点数が5,000点を超えたあたりで新しいモデルを入れてみたのですが、彼女の写真が1日に何百枚と売れるようになりました。それまでよりも制作費はかさみましたが、ロイヤリティーも結構な金額になったので、自信につながりました。 見る人が想像を自由に広げさせるのも、売れる写真の大切な要素。 Q5. コントリビューターとしてのポリシーやこだわりは? テーマや言葉がシンプルに伝わる写真づくりを心がけています。単に自分の趣味・志向を追求したのではただの自己満足の作品になってしまい、他人が見ても何も伝わりません。写真を見た瞬間にテーマやキーワードがぱっと思い浮かぶような写真こそ、クリエイティブの現場で必要とされる「売れる写真」といえます。 また、ここ数年はスマートフォンで日常のある瞬間をぱっと撮ったような、自然な感覚の写真が好まれる傾向があるなど、商業写真のトレンドを押さえておくことも重要です。Adobe Stockは全体的に写真のクオリティが高いストックフォトサイトですが、そのなかで自分も常に世界のユーザーに受け入れられるような良い写真を提供していきたいと思っています。 商業写真のトレンドを押さえておくことも重要。 Q6. これからコントリビューターの活動を始める方へのアドバイスをお願いします。 他の人の真似をしないというのが大切だと思います。すでに売れている写真と似たようなのを撮っても、勝てるわけがありません。それよりは、「自分だからこそこの写真が撮れるんだ」というオリジナリティーを追求した方がいい。 そのためには、まず自分の撮りたいものを撮ってみて、世界のすぐれたアートやデザインなどからインスピレーションを得ながら試行錯誤をしてクオリティを高めていくのがいいと思いますし、その方がクリエイティブの醍醐味を感じられるはずです。次に大切なのは、念入りな事前準備です。事前のリサーチや撮影準備が売り上げを左右するといっても過言ではなく、自分たちの場合は制作過程の80%程度を事前準備に充てています。 Monetさん、ありがとうございました。 Monetさんの作品はFotolia とAdobe Stockからご覧いただけます。

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コントリビューター スポットライト : 3000AD

29.09.2017

コントリビューター スポットライト : 3000AD

街の上空に浮かぶ宇宙船、空まで達する超現代的なビル群、空間に現れた見慣れぬ構造物。3000adのポートフォリオを閲覧するのは、まるで遥か遠い未来を垣間見るかのよう。こうした未来的なイメージを生み出しているのは、3000ad こと、ルーマニア出身の建築家Daniela Mangiucaです。SFに影響されたレンダリングのプロセスから、ストックマーケット業界へ飛び込んだ経緯まで、Danielaにさまざまなお話を伺いました。 Fotolia(以下FT):まずはクリエィティブな経歴を含め、簡単な自己紹介をお願いします。 Daniela Mangiuca(以下DM):私はルーマニアの小さな街で生まれ育ちました。既に小学生の頃から建築家になりたいと思っていたんです。最初に数学に恋をして、次は絵画だったので、その両方を活かせる職業といえばそれしかないという感じでした。大学では、建築とは科学+アートだけに留まらないものだと悟りました。それは終わりのない創造的な探求から生まれる世界観です。その後、幸運にも生涯のパートナーで親友でもあるAdrianと共に、アメリカでクリエイティブな研究に打ち込むことができました。 FT:ストック業界に足を踏み入れるきっかけは何だったのですか?なぜ作品を販売しようと思ったのでしょうか? DM:数年間、大手の建築事務所でデザイナーとして働いたのち、アメリカンドリームを追い求めようと決意しました。私たちの場合、それはクリエイティブなキャリアを手にすることです。90年代後半でしたから、まさに3Dモデリングやイラストレーションのソフトウェアブームに乗った形です。ランチの時間に、何かで初めてPhotoshopのことを読んだとき、すぐさまAdrianをつかまえて「これよ!まさに私たちにぴったり!」と言ったのを覚えています。そうして、前の雇い主から貴重なサポートや助言を受けながら、建築ビジュアライゼーションの会社を立ち上げました。 ストックで販売しようと考えたのは、経済的な理由からです。小さな会社なので常にビジネスチャンスを探さなければなりません。それに、気づけばハードドライブは3Dアセットで溢れていました。ソフトウェアを試す中で作成したものや、純粋な楽しみから創作したものなどたくさんの作品があったので、マイクロストックはまさに乗るべき新しい波のように思えました。 FT:ストックはご自身の会社ANDの仕事をどのような形で補っていますか? DM:私たちはマーケットと共に成長してきたような気がします。現在は、ストックがANDの仕事のほぼ半分を占めています。特に、AfterEffectsのテンプレートのようなモーショングラフィックスを組み合せたマイクロストックの動画素材の登場によるところが大きいですね。アクセスのしやすさに加えて、アセットの閲覧、販売を可能にするソーシャルメディアの販路やデバイスの急増により、昔は「趣味」と呼んでいたようなタイプの作品にも、驚くほどのニーズやチャンスが生まれました。 FT:あなたのポートフォリオにはSF的、未来的要素が数多く含まれていますが、どこからインスピレーションを得るのですか?  DM:真面目な建築家が宇宙船を専門にするなんて、誰も思わないですよね?でも、原点に立ち戻れば、理に適っています。建築物をビジュアル化するのは、それを建てようとする前に構造に目を向けるクリエイティブな過程です。物体は一つの空間を占めたり、生み出したりするので、結局のところ、それはどれも建築物と言えます。こうした物のクリエーターが、子供のような探求心を秘め、理論的、科学的に可能であるかどうかにかかわらずイマジネーションを膨らませるのは素晴らしいことです。私たちのインスピレーション源は、サイエンス・フィクション、驚異的な発見、そして日々出会う科学的な事実です。人間の好奇心と創造性にはいつも驚かされます。 FT:Adobe Stockで入手可能なあなたのレンダリング素材について、その創作プロセスを教えてください。 DM:私たちの場合、まずはストーリーありきです。それはどこかで読んだものだったり、ゼロから作り上げたものだったりします。次のステップは、科学的というより、「もし○○なら?」という視点から、その構造について話し合います。3Dモデリング(場合によりアニメーション)に取り掛かる前には、さらにインスピレーションを得るため、NASAのウェブサイトも覗いてみます。 FT:レンダリング素材の作成で最も大変な点、最もやりがいのある点は何ですか? DM:最も大変な点は、レンダリングに丸一日かけた後、思いがけないデザイン上の欠陥が判明したときです。最終的な作品がアニメーションだと一気にフラストレーションが溜まりますね。必死になってコンセプトやプロセスを見直し、数日間を費やすことになります。 最もやりがいのある点は、素材購入者が私たちのイラストやアニメーションをカスタマイズしてもよいかと問い合わせてくるときです。彼らは作品を気に入り、自身のアートワークへのインスピレーションを得たわけですから。ちょっとした「ありがとう!」のメッセージと共に、最終作品へのリンク先やモーショングラフィクスのDVDを受け取ったときは、たとえ制作上の問題に悩まされても、苦労した甲斐があったと感じます。 FT:ストック用のポートフォリオを作成しようというコントリビューターにアドバイスをするとしたら? DM:ありきたりかもしれませんが、ぜひ自分の好きなことをやってみてください。そうすればきっと成果が出るはずです。 二番煎じは避けましょう。私自身、試してみましたが、結局のところ、自分が知っていること、かつ自分が幸せになれることをやった方が利益が上がるとわかりました。あなた独自のビジュアル的な「声」を見つけて、他の人の作品ではなく、その創作プロセスをインスピレーション源として活用してみてください。 FT:3Dのスキルを向上させたい方に対してはどうですか? DM:実践を積んでください。学問に王道なし、です。ボタンのクリック一つで、などという安易な考えを持ち出す人は、何もわかっていないということです。 DanielaとAdrianの作品をさらにご覧になりたい方はこちら。

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コントリビュータースポットライト: Salty Wings

19.06.2017

コントリビュータースポットライト: Salty Wings

Michael GoetzeとJampal(通称Jumps)Williamsonは、オーストラリアのエリアルフォトグラフィーグループSalty Wingsのデュオ。彼らはドローン撮影を始めてまだ1年ほどですが、すでに頭角を現し始め、他の画像とは一味違ったユニークな空中海景画像を生み出しています。鮮やかなで一際目を引く作品を生み出すためには細心の計画とコミットメントが必要であり、そして何よりマイケルとジャンプのバランスのとれたパートナーシップが成功への鍵となっています。 今回はMichaelとJumpsにAdobe StockとTiny Atlas Quarterlyと一緒にタヒチへ撮影に行った時のことについて話を伺いました。 Fotolia: 簡単な自己紹介の後にお二人の出会いについて教えてください。 Jampal Williamson: こんにちは、Jampalです。みんなにはJumpsと呼ばれています。Michael Goetzeと共にSalty Wingsとして活動しています。この仕事を始めて約1年、特に美しい海岸線を中心とした写真を撮っています。 Michaelとは同じ高校出身ですが、彼は僕より5歳年上です。5年ほど彼には会っていなかったのですが、ある日パーティで再会しました。当時、Michaelはワイナリーの裏にあるバスに住みながら、サーフィンをして暮らしていました。2人とも写真に対する熱い思いがあり、一緒に写真を撮り始めることにました。そして撮った写真で収入を得ることはできないか、考え始めたのです。 Fotolia:お2人の仕事の分担はどのような感じですか。別々に撮影をした時はどのようにして最終的な画像に協調性を持たせるのですか。 Michael Goetze: 僕たち2人のスタイルとテイストは非常によく似ていると思います。だから一緒に仕事ができるんです。最終的にどのような作品の仕上がりになるかどうか、ほとんどの場合同意に至ります。一番初めは興味の対象が異なっていたので、別々に撮影を行うと撮影するコンテンツが全く違いましたが、この部分も話し合うことで意見が一致し、全く問題にはなりませんでした。 僕の方がビジネス志向です。eコマースサイトを運営、写真でビジネスをすることに意欲的で、それについて学ぶことも本当に楽しんでいます。Jumpsはビジネスというよりもっとクリエイティブ志向です。僕たち2人でビジネス面とクリエイティブ面、異なる2つの分野をカバーできているのです。 Fotolia:なぜSalty Wingsという名前にしたのですか。 JW: 2015年頃、僕たちは良いユニット名はないものかとちょうど考えていました。海岸線の周りを飛ぶドローンを連想させながらも、自然でひねりすぎていない名前を探していました。その時ちょうどMichaelの男友達が釣り旅行から帰ってき、旅行中に出会った年配の漁師たちが「ヘイ!Salty Dongs !元気かい!」などSalty ○○、Salty ○○と言い合っていたという話を聞き、そこからSalty Wingsという名前を思いつきました。 Fotolia:旅行はあなたにとってどのように大切ですか。クリエイティブな面・プロフェッショナルな面、両方教えてください。 MG: 僕はこのライフスタイルが大好きです。新しい場所に行ったり、新しい人に出会ったり、写真をライフスタイルに組み込むには最高な生き方です。僕は1つの場所にとどまることは苦手です。 JW:旅行は可能性を広げてくれます。行く場所場所でフレッシュな気分になれ、新しい発見があります。僕にとって、旅行はなくてはならないものなのです。 Fotolia:自分の作品をストックフォトとして販売することのメリットは何ですか。 JW: 常に移動をしているので、その間は積極的に撮影しています。つまり移動中ずっと仕事をしているということになります。自分の写真をストックとして販売すると、オンラインで自動的に売れてくれるので、収入を気にすることなく制作活動に集中することができます。 Fotolia:Salty Wings は、海景のドローンフォトグラファーとして知られていますが、なぜ水こだわるのですか。 MG: 僕は西オーストラリア出身です。ビーチのすぐ側で生まれ育ったので、いつもウォータースポーツを楽しみ、そして常に水の中にいました。海の近くにいるということが僕にとって一番大切なことで、だから被写体としても自然に海に引かれました。サーフィンができて良いビーチがあるところに常にいたいのです。 Fotolia:そしてなぜドローンなのでしょうか。 JW: 僕は撮影するとき、今までに見たことのないものを探します。ドローンで撮影をすると、異世界のような風景を撮ることができ、1 つのフレームの中に多くのものをとらえることができます。ドローンと共に旅をし、空から写真を撮ることで、その場所の「感覚」をとらえることができます。 Fotolia:これからドローン撮影を始める人たちにアドバイスをお願いします。 MG:撮影前に撮影場所の環境を良く知ることです。僕自身はサーファーなので、海のコンディションの良し悪しは元々理解していました。条件がサーフィンに適しているとき、それは海が最も美しい時です。風が海岸から離れたところで吹いているとき、水はガラスのような輝きで、きれいな光を反射します。 JW:  僕は今までに見たことない光景を求め撮影をするので、ユニークで変わったものを撮影することが一番大切だと思います。ただ撮るだけでなく、ドローンを積極的に動かし様々な角度から撮影してください。まっすぐに撮影したり、風景に焦点を当て撮影したり、地平線をとらえるもの面白いと思います。とにかく動いて、色んなアングルから異なるシーンをキャプチャしてみてください。 Fotolia:タヒチ島の旅はいかがでしたか。 JW: 僕はあれほど美しい景色や人々は他にいないと思います。僕が今までに出会った中で一番フレンドリーな人々でしたし、とても歓迎してもらえました。彼らと話すとき、真剣に話を聞いてくれるし、ちゃんと興味を持って耳を傾けてくれています。タヒチを一言で表現するのはなかなか難しいのですが、とにかくとても居心地の良いところでした。 MG: こんなにリラックスできる国は初めてでした。出会う人々ひとりひとりがちゃんと目を見て笑いかけてくれ、挨拶をしてくれます。ぎこちなさはまったくありません。水の美しさは僕が今まで見た中で一番です。 Salty […]

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コントリビューター スポットライト:Jodie Johnson

05.06.2017

コントリビューター スポットライト:Jodie Johnson

Fotoliaのクリエイター、Jodie Johnsonはメルボルンを拠点に活動するライフスタイル・インテリアのフォトグラファー。広告業界からキャリアチェンジをした彼女はマーケットのニーズを何より理解しています。ストックフォト業界に足を踏み入れた彼女に、この世界に入って気付いたことやアドバイスをシェアしてもらいました。 Fotolia: 簡単な自己紹介と、フォトグラフィーの世界に足を踏み入れた経緯について教えてください。 Jodie Johnson: 学生時代からアート、グラフィックデザイン、メディアのような“楽しい”科目が好きでした。高校で少し写真を勉強しましたが、当時は映画監督に憧れていました。 学校を卒業した後、道を逸れ広告業界に入ってしまいましたが、そこでアカウントディレクターまで上り詰めました。社内に写真スタジオがあったので写真にはそこで常に触れていましたが、当時はフォトグラフィーに携わるというよりも、そのサービス自体をクライアントに販売する側でした。結局は最終的に自分自身で撮影をするようになりました。この道を選んで本当に良かったと思います。 FT: なぜストックフォトの世界に足を踏み入れたのですか。またどのように始めましたか。 JJ: 広告業界時代、予算が限られていたり、わざわざ広告のための撮影が現実的ではなかった案件でよくストックフォトを使っていました。時代の流れと共に、クライアントが画像にかける予算をどんどん削減したため、必然的にストック画像の使用も増えました。最初はストック画像の購入側にいましたが、やがてクライアントの締切やアートディレクターのプレッシャーを気にせず、自分の作品を作ってみたいと思うようになったのです。 FT: ストック業界での一番難しいと感じることは何ですか。 JJ: 一番最初は技術的なことでよくつまづいていました。まず“色収差”と“白とび”が何であるかを学び、その後は新しいアイデアをどのように出すかということに重点を置きました。フレッシュで新しい作品を作るための機会を求めながら、自分のスタイルでユニークなコンテンツを作り続けるということがチャレンジングだと感じます。 FT: ストックフォトグラファーをやっていて、一番良いことは何ですか。 JJ: 自分でスケジュールを決められる自由さです。働きたい時に働き、休みたい時に休む、クライアントからのリクエストがあれば、それに合わせて自分の中で優先順位を決めます。自分が好きなものを撮影できるという自由なクリエイティビティも魅力的です。そして自分の作品が使われているのを見つけた時の喜びは一入です。Google画像検索で、自分の画像がどこに使われ、どのように使用されているかもチェックしたりします。 FT: 仕事に対しての不満はありますか。 JJ: 自分の時間のフレキシビリティは嬉しいのですが、自分1人で仕事をしているとたまに周りから置いていかれているような気持ちになります。この先の目標の1つに他の人とのコラボレーションを考えています。 FT:ポートフォリオはどのようなものですか。 JJ: 私の作品のほとんどがユニークで素敵なオーストラリアのお家のインテリアです。最新のトレンドやスタイルは大好きなインテリア雑誌で常にチェックしていますし、インスピレーションの多くはここからきていると思います。 FT: ストックフォトを始めようとしている人にアドバイスはありますか。 JJ: あなたの得意分野を見つけてください – 自分のスタイルを極め、その分野のスペシャリストになりましょう。趣味や興味があることを作品作りのベースにすると、それらに関連したものがすでにあなたの周りに存在しているでしょう。私にとってそれはインテリアデザインでした。他の人にとってはそれがフィットネスだったり、お菓子作りだったり、旅行であったりします。仕事でなかったとしても、興味があるのでどちらにしろインテリア雑誌をよく買っていますし、そうすることで自然に最新の情報を入手しています。 またコアとなるテーマやカテゴリーをポートフォリオでプレゼンすることで、購入側は複数買いをし易くなります。1つのポートフォリオ内で同じタイプのコンテンツを一気に見つけることができる方が効率的だからです。 Jodieの作品はこちらからご覧いただけます。

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コントリビューター スポットライト: Santi Nunez

19.04.2017

コントリビューター スポットライト: Santi Nunez

Santi Nuñezは、グラフィックデザイナー兼CGIアーティストから転身したスペインのストック・フォトグラファーです。2015年にカメラを購入して以降、Santiはひたすら撮り、学び続け、CGIアーティストとしての経験や専門技能を活かしたその熱心な仕事ぶりから、写真業界に足を踏み入れ2年足らずで、専業ストック・フォトグラファーとして活動を始めています。 Fotolia:あなたはもともとはデザイナーで、プロのフォトグラファーとして新たなスタートを切られたわけですが、転身の経緯についてお話しいただけますか? Santi Nuñez: プロとしてのキャリアを歩みだした時から、上達のコツや新しいスキルに対する興味は尽きません。CGIアーティストの仕事は、ある時、このまま続けてもやる気を保てないと悟ったんです。ちょうどそんな頃に、ストックフォトというビジネスモデルに惹かれて、飛びつきました。あまり深く考えもせず、かなり思い切った投資をして最初に必要な機材を揃えた結果、すっかりこの世界に夢中になってしまったというわけです。 転身は段階的でした。この3月でストック業界に入りちょうど2年になります。その間、週40時間の通常の仕事とストック素材の制作をバランスをとりながら行ってきました。そして、昨年12月、写真の方の収入が安定してきたので、ストックに絞ってプロとしてやっていくことを決意しました。 犠牲にするものも多く、制作・編集には大変な時間がかかりますが、世界中で自分の作品が販売されているという満足感を味わうと、やる気が湧きワクワクします。 Fotoliaで写真を販売するメリットは何ですか? SN:この業界に入ったのは、まさにストック写真のメリットに惹かれたからです。とはいえ、私のようにストック・エージェンシーから写真の世界を知るようになったフォトグラファーは少数派です。年中無休で機能している、潜在性の高い世界的なマーケットへ参入できるビジネスモデルはそうそうありません。自身の制作で思い切りクリエイティブになれる、しかも本当に好きなことをしながら収入を得られるのですから、すばらしいの一言に尽きます。 F:ストックフォトグラファーとして直面している課題があればお聞かせください。 SN:一番の課題といえば、どの制作においても、もっと潜在能力を引き出すことです。撮影の際は前回よりも上手くいくよう心掛けています。プリプロダクション、プロダクション、エディティング、この3つの基本ステップは、撮影前によく考えておかなければなりません。中でも最初の2つが私にはとても重要で、プリプロをきちんとやっておけば、その分、撮影の日はスムーズに事が運ぶということを、ここ1年半、ストック写真を制作してきた中で学びました。当然ながら、あれこれ準備をする日を設けると、撮影で良い結果が生まれやすくなります。 F:自分のスタイル(美意識やプロセス)を表現するとしたら? SN:私の作品のスタイルは一言では言い表せないと思います。もちろん、作品の出来がよくなると実感したことは習慣にしていますよ。たとえば、モデルのほとんどはプロではなく、カメラの前であまりリラックスできませんから、事前に軽く会話をして気持ちを和ませるようにしています。これで撮影は7割方成功したも同然。撮影時の寛いだ雰囲気は必ず写真にも表れます。 もう一つ、できる限り心がけていることは、注意を散らす要素のないすっきりとした写真にすることです。これを意識すると、画像の中で見せたいもののつり合いをうまくとることができます。 F:インスピレーションをどこで得ますか? SN:外に出ます。散歩をしていると、様々なタイプの撮影にぴったりな場所に出くわしたり、すれ違う人からひらめきを得たり、思いがけない発見があります。最近はオンラインのマーケットで日々膨大な数の写真が販売されていますから、そうした中にも次回の作品にアイディアを与えてくれる写真が必ず数点は見つかります。インスタグラムなど、ソーシャルネットワークで見ることができる同業者のすばらしい作品には、いつも学ぶべきところがあります。 F:ご出身地のスペインという国は、あなたの創作スタイルにどのような影響を与えていますか? SN:スペインにはたくさんの選択肢があります。一年のうち太陽の光が降り注ぐ日数も時間もとても多いだけでなく、半島や島々は海に囲まれ、山の連なりから大都市、魅力たっぷりの小さな町まである恵まれた国です。ほかの場所では考えらないさまざまな可能性に溢れています。 F:愛用の機材は? SN:ストック業界に入ってから、機材はだいぶ増えました。フォトグラファーとしての最初の8カ月は、ニコン のD610、タムロンの 24-70mm 2.8f  VCレンズ、トリガー付のハンドストロボ2つでしたが、最近ニコン のD750が加わりました。それに撮影に役立つLED、カラーの背景布、リフレクターなども揃えました。 F:ストックサイトで作品販売に興味のある方々にアドバイスを送るとしたら? SN:私は、このビジネスで基本となるのは一貫性だと考えています。十分な売り上げを得るには、自分のやっていることに自信を持ち、なおかつ一定のクオリティの作品をコンスタントに制作できることが不可欠です。 私のように、モデルを雇ったり、スペースをレンタルしたりする資金がない場合、助けてもらえそうな周囲の人に、モデルを頼んだり、場所を貸してもらうことが重要です。私の写真制作には、ほとんどの場合モデルが必要なので、もしそうした友人たちがいなかったら、今の自分はいないでしょう。ここに至るまでに手を貸してくれたすべての人にとても感謝しています。 最後に言いたいのは、プロジェクトへの熱意を維持することです。ストックの世界は忍耐力が鍛えられます。コンペはすばらしい機会ですから、自分のプロジェクトを信じ、どの撮影にも情熱を持って取り組み、成長していくためにぜひ学び続けてください。 F:2017年にやってみたいことは? SN: 2017年はまちがいなく変化の年になるでしょう。新しいモデルと仕事をしたり、職場環境を変えたいと思っています。それに、週に2~3作品を完成させるという目標を立てています。今年の後半からは動画制作も始める予定です! FotoliaでSantiの他の作品もぜひご覧ください。

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Robert Hardingが見たストックの移り変わり

17.04.2017

Robert Hardingが見たストックの移り変わり

Robert Harding はベテランのトラベル・風景写真家であり、自身の名を冠したストックフォト・エージェンシーの創設者でもあります。この道40年以上、Robertは現在のストック産業を形作ったいくつもの劇的な変化を目撃してきました。robertharding, the agencyについて、また、彼らが直面し乗り越えてきた変化や困難について、Robertと事業開発マネージャーのMike Watsonにお話を伺いました。 Robertは高校の写真部に入部したのがきっかけで、写真の魅力に引き込まれました。専門学校に進み、写真を専攻した後、彼はトラベル写真のジャンルで、パキスタンに関する書籍の依頼という大きな転機に恵まれます。 当時、Robertは別のエージェンシーに登録していましたが、自分にもエージェンシー業務ができると確信し、フォトグラファーたちの宣伝活動を始めます。こうして彼のエージェンシー「robertharding」は誕生しました。「まだ世間知らずで、簡単だろうと思ったんです」 Robertは写真家でもあるので、双方のニーズを理解できる独自の立場にあります。彼によると「自分が抱えているフォトグラファーの手助けをする義務を負う一方、市場のニーズとバランスをとることも必要です」とのこと。このさじ加減はなかなか難しい場合もありますが、その分だけ報われます。Robertと彼のチームは、受賞歴のあるフォトグラファーらによる素晴らしい写真の数々を楽しみながら、作品と購買者との橋渡しを担っているため、出版、広告、教材の分野でビジネスを続けることが可能なのです。 アナログからデジタルへ デジタル革命は、フォトグラファーの仕事の仕方だけでなく、ストック・エージェンシーとクライアントとの関係にも影響を及ぼしています。「アナログの時代にはクライアントとの個人的なつながりがありました。彼らはオフィスにやってきて、リサーチ担当者と相談しながら購入する写真を決めていました」とRobertは振り返ります。今ではこうしたつながりは失われ、デジタル市場に取って変わられました。 デジタル市場がコンテンツに対する私たちの希望を叶えてくれる一方で、エージェンシーはそうしたニーズに応えるためにコレクションを充実させていかなければなりません。しかし、Roberthardingは逆の方向性に向かい、選考をより厳しくしています。 目を引くトラベル写真とは? 「思わず引き込まれてしまう写真というのは必ず物語を伝えています」とMikeは言います 。「見る者に、そこへ行ってみたい、その光景の一部になりたい、と思わせるような瞬間を切り取らなければだめです」。風景やトラベル関連の写真の購買者もまた物語を伝える側であり、写真を探す際には、やはり人の心をつかむようなメッセージ性を重視します。 素晴らしい写真がベストセラーになるためには、写真の内容とコンセプトの両方を伝える適切なキーワード付けが必要です。Roberthardingでは、コントリビューターのためにキーワード付けを行っているため、フォトグラファーは最高の作品を生み出すことに集中でき、エージェンシーは購入者が思い通りの素材を見つけられるようサポートすることに専念できます。 新たなスタイル、新たなフォトグラファー 販売環境だけでなく、購入者の嗜好も変化しています。ソーシャルメディアでシェアされる写真のような画像を探し求めるクライアントは増える一方です。「実生活の一場面を切り取った雰囲気の、無造作で自然な感じの画像をよく目にします。スマホ写真の人気と手軽さが影響しているのでしょう」とMikeは語ります。 こうしたニーズは、今までストックを収入源として考えたことなどなかったフォトグラファーの関心を呼んでいます。それ以前の世代とは違い、彼らはこのビジネスを専業にすることはありませんが、副収入と評価は喜んで受け入れています。 ストックの今後 ストック産業は、新たなトレンド、新たなテクノロジー、新たなフォトグラファーに適応しながら変化している動きが盛んなマーケットです。Robert とMikeは、数年の内に、スマホ写真や動画は一層発達し、さらにスピード感が増し、コンテンツの使用許可はますます簡素化されるだろうと予測しています。 Robert Hardingコレクションの更なる画像をFotoliaでぜひご覧ください。

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作品の裏側:Natalia Hubbertと夜空を描く

31.01.2017

作品の裏側:Natalia Hubbertと夜空を描く

Natalia Hubbertは、柔らかな色彩と有機的な質感を重視した、繊細かつ素朴なイラストを生みだす水彩画アーティストであり、Fotoliaのクリエイターでもあります。「クリエイターのための2017年ホロスコープ」でNataliaのイラストを取り上げたので、彼女の絵の裏側にあるインスピレーションやプロセスについてご本人にお話しを伺いました。 Nataliaは思春期の頃から十二宮一覧図やホロスコープに興味を持っていました。12の星座を描くことは、彼女の創作欲がいくつものイラストセットに結びつくという、まさにうってつけのプロジェクトでした。 「ヴィンテージ風もしくはアンティーク風の伝統的な星座の描き方に似せようと思ったんです」と語るNatalia。彼女は、何百年も前に星座がどのように表現されていたのかを徹底的に調べ、それらの歴史的な絵をインスピレーションの源として参考にしました。 イラストは、スケッチと色付けまでが手作業で、その後スキャンされ、若干の編集が加えられました。手書きの美的価値と水彩の質感を損なわないよう、編集は最小限にとどめています。より素朴な古びた感じを演出するため、Photoshopでフィルターをかけ、レイヤーを重ねた背景で実験的な試みを行いました。 コレクションのデザインでは、絵のアングル(横から、上からなど)、スタイル、ディテール、光、色調、影など、全ての画像に一貫性をもたせなければならない要素が数多くあります。12点の絵それぞれを、独自性を持たせながら同時にグループとしても調和するよう創作するには、優れたバランス調整が必要です。 典型的なイラストセットを制作中にNataliaが直面する大きな課題の1つは時間です。1セットにわずか数点のイラストを描くつもりで着手しても、創作プロセスが進むにつれ、どんどん付け足したいものが増えていくからです。幸い、星座のセットでは12点のイラストに星や雲などのちょっとした飾りを添えただけでコレクションが完成しました。 プロジェクトの依頼も引き受けるNataliaにとって、ストックイラストの制作は癒しとなる活動です。クライアントの要望に応える必要がないので、思う存分実験を重ね、自分の創造的な視点を反映させた絵を制作するという贅沢を味わえるのです。彼女は言います。「絵を描くこと、スキャン、Photoshopでの作業、どのプロセスも大好きです。喜び以外の何ものでもありません」。

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作品の裏側: Wead Agencyと火山に迫る

20.01.2017

作品の裏側: Wead Agencyと火山に迫る

噴火する火山の尾根に立つことがどのようなものか想像したことがありますか?イタリア人のFotoliaのクリエイターで、 Wead Agencyの共同設立者であるAntonio Zanghìと Marco Restivoがその体験について語ってくれました。 エトナ山で撮影された息を呑む迫力の写真。彼らの画像は自然のドラマの中心へ見る者を引き込みます。AntoniaとMarcoは緊張感溢れる出来事といつ爆発するともしれない自然のランドマークの美を見事にとらえています。はらはらするような状況下で、彼らはこのような美しい場面を一体どうやって切り取ったのでしょうか。 Wead Agency:ここ数年、私たちはヨーロッパ最高峰の活火山であるエトナ山のほぼすべての噴火を追ってきました。ほとんどの写真が、昼夜の別なくあらゆる気象条件のもと長いトレイルをこなしてようやく撮られたものです。 完璧なショットを求めて、カメラ、三脚、マイク、それに限られた食糧を詰め込んだ重い荷物を背負い、かなりの距離を移動しました。 WA:この2014年の写真は標高3000メートルの地点で撮ったものです。延々と山を登り、活動中の噴火口からわずか数百メートルの場所に防寒シェルターとしてテントを設置しました。そこで、その晩最も激しい爆発の一つを「永遠のものにする」ため、最高の瞬間が訪れるのを待ちました。 WA:もう1枚の写真は2012年の4月12日に標高2700メートルの地点で撮られたものです。噴火口の麓で数時間待機していると、噴火活動が活発化してきました。溶岩が空中に噴き上がり、その距離は数百メートルにまで達したのです。気温がみるみる上昇し、私たちは噴火の観察に選んだ場所から逃げざるをえませんでした。 数分間走った後、私は意を決して三脚を立て、何枚かシャッターを切りました。そして、自然の驚異を見物しようと「フロントロウ(最前列)」にいた仕事仲間のMarcと数人の火山ガイドを永遠に写真に収めたのです! Antonioさん、Marcoさん、作品の裏側をお話し下さりありがとうございました!危険な活火山を捉えた驚きの画像をもっとご覧になりたい方はこちらをどうぞ。:Fotolia portfolio、website、Facebook page

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コントリビューター スポットライト:Natalia Hubbert

20.01.2017

コントリビューター スポットライト:Natalia Hubbert

Natalia Hubbertはウクライナ出身のイラストレーター、そしてFotoliaのクリエイターでもあり、現在はテキサス州のヒューストンに暮らしています。出版関連の仕事や委託された仕事の他に、ストック・イラストの良質なポートフォリオを生みだしており、彼女が描く食べ物やキッチン用具、日常物の繊細で有機的な水彩画はベストセラーになっています。そのキャリアについて、ストック業界で仕事を始めるようになったきっかけについて、Nataliaにお話を伺います。 Fotolia:クリエィティブな経歴を含めて、簡単に自己紹介をお願いします。 Natalia Hubbert:Nataliaと申します。ウクライナ出身で、独学でアーティスト、イラストレーターになりました。育ったのは何もない辺鄙な場所で、近くにアート教室やアートスクールなどはなく、よく自分で本やカレンダー、グリーティング・カード、ボードゲームなどを作っていました。ですから、幼い頃から将来は何らかのクリエィティブな仕事に就くだろうと確信していたんです。 F:イラストレーションの世界でどのようにプロとしてのキャリアをスタートさせたのですか? NH:大学へ進学し、2つの修士号を取得したのですが、どちらもアートとは無関係の分野でした。その後、週刊誌で初めてイラストの仕事をしました。10年前の話です。以来フリーランスのアーティストとして、様々な人や企業との数多くのプロジェクトで経験を積み、ようやくここ数年、自分のことを「プロのイラストレーターです!」と胸を張って言える自信がついてきました。それだけの時間が私には必要だったんです。 F:なぜストック業界に入ろうと思ったのですか? NH:正直な答え? 退屈だったからです!夫がヒューストンでの職を得て、夫婦でウクライナから引越すことになったのですが、私はアメリカで仕事ができるようになるまで数カ月間待たなければなりませんでした。とにかく自由な時間がありすぎて。締切に追われたり、新しいことに挑戦したり、仕事がしたくてうずうずしていたんです。イラストを必要とし、愛する人のために作品を作りたかったし、多少なりとも収入を得られたらよいと思い、試しにストックを始めました。そこからまた紆余曲折があり、たくさんの過ちも重ねましたが、それだけの価値はありました。 F:Fotoliaで画像を販売するメリットは何ですか? NH:時間ですね。時間を自由に使えることです。ストック素材制作に半年間休みなく打ち込むことも、1日おき、1週間おき、1月おきに休むこともできます。Fotoliaに一度作品をアップロードしてしまえば、あとは休暇中であろうと、オフィスにいようと仕事は成り立ち、収入が得られます。イラストを描けば描くほど、購買者やマーケットに対する理解も深まり、腕も磨かれます。ポートフォリオが充実してくれば、ストックでの売り上げが主な収入源になり得ます。 それに、自分のポートフォリオが高品質な作品で充実すれば閲覧者数も増え、クライアントの目に留まり、さらなるリクエストが来るはずです。ポートフォリオは単に自分のデザインを販売する場ではなく、将来的なクライアントも共有している場であると思います。 F:努力している点は何ですか? NH:作り続けること、効率的に時間を管理すること、作品の品質を維持することです。トレンドや人気があるもの、売れ筋を調べることも必要です。それと同時に、たとえ成功する保証がなくても新たなチャレンジを恐れていてはいけません。 F :なぜあなたのイラストはストックで成功しているのだと思いますか? NH:どのイラストにも少し私の内なる世界がこめられているので、自分にとって私的なものなんです。おそらく購買者の方々はそのあたり――絵の裏側にある心を読み取って下さるのかもしれません。 F:制作を依頼されたイラストとストック向けの絵の間には違いがありますか? NH:もちろんです。前者はクライアントを満足させるための仕事ですから、少し頑張らないといけません。かなりストレスが溜まるときもありますが、大抵面白いと感じます。ストックのための絵は私にとって癒しとなる活動なので、プロセスを楽しんでいます。自分の好きなようにイラストを創作し、批評家は唯一人、自分自身です。完成した作品は解放してやります。そうすれば、やがては買い手を得て、時には新しいクライアントを見つけてきてくれますから。 F:ご自分のスタイルをどう表現されますか? NH:難しい質問ですね。これまでたくさんのことを試して、多くのスタイルを取り入れてきたので、時々そうした全てのものの中で自分を見失ってしまったような気になります。私の創作の大きな部分を占めているものの一つがコミカルないたずら書き、もう一つはデジタルの水彩イラストです(今一番気に入っています)。2年程前から水彩画は創作プロセスにおいてとても大きな存在になりました。当時はデジタル作品への熱意が燃え尽きてしまって、手で描いて色を塗るという基本に戻ろうと決めたのです。Ctrl+ZやCtrl+Dなどの便利なホットキーを一切使えない状態での創作は、慣れるまでに時間がかかりました! 水彩画が好きなのは、独特の質感と色彩が出せるからです。少し乱雑ですっきりしていない、完璧とは言えず、時に古臭く、素朴な感じがする絵というの好きなんです。その方がずっと現実に即していて、リアルにさえ感じられます。あるクライアントは、ストック素材の私の野菜は、昔ながらのややいびつな見た目で整っておらず、土臭くて不完全な感じがするから一目で気に入ったと言ってくれました。私が愛してやまないのは不完全性です。 F:食べ物のイラストが多くありますが、お好きなテーマですか? NH : あらゆる類の食べ物、食事、料理、キッチン用具の絵を描くのが好きですし、そうした画像が私のベストセラーになっています。みんな食べ物が好きなんです!食品産業は巨大で、食の雑誌を始め、ウェブサイト、ブログ、レシピ本、メニュー、広告など媒体は様々。おいしそうなハムのサンドイッチやチーズケーキ、クッキーの画像はいくらあっても足りません。それから、カウボーイ・グッズなどちょっと変わったものや星座、インテリアや動物をイラストにするのも好きですよ。あれこれ挑戦したくなるタイプなんです。 F:どこでインスピレーションを得ますか? NH:ほぼ至るところで、です。自然、アウトドア、動物、料理、家、家族、公共の場、ジム、初めて訪れた場所、昔訪れた場所、美術館、インスタグラム等どこでも!一番大切なことは、創作と完全燃焼の間で安定したバランスを保つことです。 F :2017年にしたいことは? NH:2017年の目標の一つはアニメーションについてもっと学ぶことです。自分が創作したキャラクターやいたずら書きに命を吹き込んでみたいですね。いつか映像としてFotoliaで販売できるかもしれません!それに、インテリアや家具などで、手描きコレクションやセットを充実させることも考えています。そういう作品は売れるような気がするんです。 F:Fotoliaでの作品販売に興味がある方々のためにアドバイスを頂けますか? NH:仕事に励むために、根気よく準備することです。一度も作品提供をしようとしたことがない人は、ストックは簡単にお金になると思いがちですが、それは違います。創作の裏には、それに費やす膨大な時間、何杯ものコーヒー、ファイルの保存や紛失、スケッチの山、創作のアイディア・リストなど様々な大変さがあります。でも、あなたが忍耐強くて、なおかつ創作が得意分野であるなら、満足感や成功や楽しみを味わうことができ、物質面でも精神面でも得るものが大きいはずです。 Nataliaの他の水彩イラストは こちらのFotolia portfolioでご覧いただけます。

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作品の裏側:ファッションの魅力を切り取るFelix Rachor

12.01.2017

作品の裏側:ファッションの魅力を切り取るFelix Rachor

ベルリンを拠点とするFelix Rachorが好んでやるのは、写真とマーケティングの融合です。アートディレクション、写真、ポストプ・ロダクション、メーキャップ、スタイリングを組み合わせ、Felixはハイファッション業界で高い評価を得てきました。 彼の作品は、ビビッドな色使い、斬新なセッティング、そして印象的な様々なコントラストで、写真という媒体ではあまり見ないエッジを効せています。ファッション・フォトグラファーとしてのキャリアをどうスタートさせたのか、創作上の関心、今後仕事で目指すところについて、先日Felixに話を伺いました。 ファッション・フォトグラファーとしてのあなたのキャリアについて教えてください。 きっかけは何でしたか?また、どんなプロジェクトが一番好きですか? Felix Rachor:私はずっとビューティー関連、ファッション関連のフォトグラファーを目指してきました。10年前、写真のマネージメント担当者と話した際に、彼女にこう訊かれたんです。「一体あなたのポートフォリオのどこにファッションや美容の写真があるの?」。この一言で考え方が一新され、こうしたジャンルを理解するきっかけとなりました。ファッションやビューティー関連のクライアントに対してベストを尽くして仕事をしてきた結果、現在はこの業界ですばらしい機会に恵まれています。私はメーキャップ・アーティストでもあるので、ビューティー関連の撮影を数多く行っており、そうした仕事がとても好きです。 作品を通して探求するのはどのようなテーマあるいは方向性ですか? FR:華やかで色鮮やか、かつ輝いているものが特に好きです。私の写真を見て頂ければわかりますが、質感と完璧な肌にこだわっています。 あなたが選んだ画像についてお聞かせください。どうしたらこのような作品に仕上がるのでしょうか? FR:写真はとても余裕のある雰囲気ですが、現場はかなり危険な状況でした。一つには、本当に高価なValentina Braunのドレスをセットに持ち込み、被写体の背後で大きな発煙筒を燃やしていたからです。しかも、突然巨大なピンクの雲が街の近くまで広がり始めたので、気が気ではありませんでした。天気が心配だったので、早く仕事を終わらせようと思い、撮影はわずか10分ほどでした。Sony A7R2とProfotoの光源装置を使用しています。モデルのTia Nguyenは素晴しかったですね。それでこんな感じに仕上がりました。 鑑賞者には画像を見てどのような経験をしてほしいと思いますか? 私の写真はB2B(企業間での電子商取引)用の写真なので、ビジネスの相手が鑑賞者ということになります。ですから、鑑賞者に対して私が意図することは、何かを目にして、感情に浸ってもらうというより、高揚感を味わってもらうことです。これはそんな作品の一つです。 どんな機材を使われましたか? FR:普段から、目的に応じてPhase One、CanonまたはSonyで撮っています。パートナーの光源装置はProfoto,、Manfrotto、Sunbounce。レンズもたくさん持っています。ないものは借りていますが、ライト一台、または屋外で利用可能な光源のみで撮影するのが気に入っています。 作品のレベルを高めたいフォトグラファーのために、あなた自身の経験からアドバイスを頂けますか? FR:一番大事なのは夢を持つこと。私はドイツで上級クラスと思考のクラスで教えており、同業者仲間を後押しするのが好きなんです。最も重要なことの一つは、大きな夢を持つこと、そしてその一歩手前を常に考えることです。夢の一歩手前ではどんなことが起こっているのか?自分が今いる立場を見極めるのです。そうすれば夢の叶え方がわかってくるでしょう。私自身は既に大きな夢を実現させ、今は次の大きな夢を目指しているところです。 現在、取り組んでいるプロジェクトあるいは一番夢中になっているプロジェクトは何ですか? FR:私の次のステップはハリウッドスターを撮ることです。ハリウッドのきらびやかな世界はずっと憧れでした。Morgan FreemanやJack Nicholsonなど、初めて撮影した国際的なスターは素敵な人ばかりで、すばらしい時間を過ごしました。大きな夢を叶えるのはいつでも胸が躍ります。 Felixの写真をさらにご覧になりたい方は、こちらの彼のFotoliaのポートフォリオをどうぞ。

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Adobe MAXを振り返って:Lassedesignenによるストックフォトのヒント

29.11.2016

Adobe MAXを振り返って:Lassedesignenによるストックフォトのヒント

今月始めに開催されたAdobe MAXで、Lassedesignenの名で知られる、FotoliaのコントリビューターLasse Behnkeが、メディア・デザイナーから写真一本で活動する売上トップクラスのストックフォトグラファーに転身するまでを、自身のクライアントプロジェクトにおけるストック画像を織り交ぜながら語りました。サンディエゴに来られなかった皆さんのために、Lasseが教えてくれたストックフォト業界で成功するための重要な秘訣をまとめました。 1 マーケットとエージェンシーを知る ストックフォトエージェンシーは多種多様であり、求めているコンテンツ、受け入れるコンテンツの種類は各社で微妙に異なります。断られる機会を減らすためにも、エージェンシーがどのようなタイプの写真を専門にしているのかを見極め、提出規程を確認しましょう。 Fotolia 及び Adobe Stockは独占的な契約ではないので、ご自身のコンテンツを他のエージェンシーにアップロードするという選択肢もあります。 2 競合相手を分析する リサーチの一環として、既にサイトに掲載されているコンテンツ、売れているコンテンツをチェックしてみてください。例えば、Fotoliaで「runnning」(のキーワード)で検索を行い、表示された結果を分析してみましょう。画像を吟味し、そこにある様々な要素を特定したら、それらを自分の写真に取り入れてみます。なぜその画像は人気があるのかを考えてみてください。人気のある被写体だから、あるいは受けが良いテーマだから、かもしれまん。トリミングの選択肢が豊富だからでしょうか、それともコピーを入れるホワイトスペースが十分にあるからでしょうか。 Lasseは、Fotoliaコントリビューター、One Inch Punchによるこのランニングの写真のフォーカスエリア、トリミングの選択肢、パースペクティブ、消失線を確認した後、彼自身の写真に同じ方法を当てはめてみせました。重要なのは、模倣することではなく、自分の作品に同じ効果的な要素を適合させることです。 https://jp.fotolia.com/id/106002639 3 自分の適所を見つける  Fotoliaのコレクションでは 6000万を超す素材を取り揃えていると知り、躊躇する方もいるかもしれません。まさに競争市場ですが、時間をかける気があるなら、ストックフォトは努力が報われることが多い世界です。コンテンツを目立たせる方法の一つは、自分の適所を探すことです。 たとえば、Lasseのポートフォリオと言えば、合成した写真やストーリーを語るために各種要素を結合した作品群ですが、だからといって、成功するために同じタイプの写真を創作する必要はありません。 もう一人のコントリビューター、Andrey Pavlov aka Antreyも、独自のアングルを見つけて作品を制作しています。彼が撮るのはアリです。撮影場所で機材をセットしたら、アリが位置に付くまで辛抱強く待つのです。そうして制作された彼の作品は、掲載されている他の写真とは一線を画しており、素晴らしいの一言に尽きます。それに、アリが強さやチームワークといったコンセプトを伝えている点もポイントです。 イラストレーターやベクターアーティストに興味のある方は、そうした分野で適所を見つけられるかもしれません。同じくFotoliaコントリビューターであるAnja Kaiserは、装飾的なビンテージ風のイラストで知られており、画像のダウンロード数は累計100,000回を超えています。 大切なことは、自分にとって上手くいく何か、売れる何かを見つけるまで試行錯誤を重ねることです。適所を知ることの大きな魅力は、「自分はこれ」というものを悟れば、作品を気に入ってくれた顧客が、再びあなたの作品を購入しようと戻ってきてくれることです。 4 日々向上をめざす ストックフォトも他の職業と何ら変わりはありません。成功したければ、常に実践を重ね、学び、向上していく必要があります。最初からトップセラーになろうと考えるのは非現実的ですが、しっかりとリサーチを行い、時間をかければ、やがてはその成果を得られるはずです。 これはLasseが2009年当時販売していた初期の画像の一つです。この画像や編集の質は、彼自身が感動するほどの出来ではありません。 しかし、2016年の今、彼の作品はこの通り。動画やオンラインのチュートリアルを通じて実践を重ね、学んだ賜物です。 今やLasseはPhotoshopのプロであり、ワークショップで講師を務めるほどですが、日々腕を磨くことを忘れていません。Lasseの美しい合成写真の数々はこちらのポートフォリオでご覧いただけます。

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コントリビューター スポットライト : Eugenio Marongiu

29.11.2016

コントリビューター スポットライト : Eugenio Marongiu

FotoliaコントリビューターのEugenio Marongiuは、温かみある現代的なポートレートで知られています。フォトジャーナリズム畑の出身であるため、実録的な画像や実生活を反映した画像の創作を独自の視点で行っています。ストックフォト産業に関わるようになるまでのEugenioの遍歴とその魅惑的な作品作りのプロセスについて、語って頂きました。 Fotolia:まずはご自身について、また、創作しているコンテンツの種類について教えてください。 Eugenio Marongiu:写真を撮りだしたのは2008年です。CFP Bauer Academy Milanoで、技術的な知識を蓄えながら、歴史写真やコンセプチュアル写真を中心に学び、2011年に写真の修士課程を修了しました。修了後の2年間は、フォトジャーナリズムの分野でイタリアや海外のエージェンシーとの仕事に携わり、主要な新聞で作品が使用されたこともあります。それと並行して個人的なプロジェクトに着手しました。そんな中、(今はAdobeファミリーの一員である)Fotoliaを知り、画像で実験的なことを始めてみたのです。当時の作品はあまり商業的なものではありませんでした。 昔から探求心が強いので、今後も商業的な画像の制作に限定することはないでしょう。さらに一歩踏み込みたくて常に物語を探しています。人々の暮らしの物語です。私が惹かれるのは現代的な美的感覚です。停滞したくないので、技術や文化の発展を追い続け、自分の写真を磨くことをいつも心がけています。 F:人と違う独自性あるコンテンツにするためにどのようなことをされていますか? EM:現代的な美的感覚やトレンドを観察して、日頃から自分を高めるようにしています。毎日できるだけ多くのものに触れ、分析するんです。広告、ファッション、アート、雑誌、ソーシャルメディア、音楽、科学、テクノロジー等、写真に限らず、画像に関連のあるもの全てです。もともと好奇心が旺盛なので、自然とあれこれ調べたり、新しいアイディアを膨らませたりしていますね。それに、ミラノでも屈指の写真学校で教育を受けたおかげで、私の探求心は更に深まり、プロジェクトのためのリサーチ方法も豊富になったと感じます。 F:ストックビジネスに携わるようになってどのくらいですか? ご自分の作品をこのような形で共有しようと思ったきっかけは何ですか? EM:スタートは2008年です。Sassariという生まれ故郷の街で写真コースに参加し、すぐに写真の仕事を始めました。私は当初から写真を表現手段としてだけでなく、収入を得る方法と考えていました。そこで、どうすれば写真で生計を立てていけるかネット上で真剣に調べていたところ、ストック・エージェンシーを見つけたのです。当時はその仕組みがどうなっているのか把握していなくて、腕のあるフォトグラファーでもなかったのですが、とにかく挑戦してみました。 F:Fotolia/Adobe Stockのコントリビューターになった決め手は何だったのですか? EM:FotoliaとAdobe Stockのおかげで、自分の一番の作品、本物の瞬間を最もよく捉えた画像を販売する機会に恵まれています。自分の創造性を制限されることなく、まるで記者のようにありのままに表現することができるんです。そこが私にとって素晴らしい点です。 F:Adobe Stockは、他のストックフォト・サービスでは得られない、どのような機会を提供していますか? EM:Adobe Stockは自由を与えてくれます。もちろん、全てのコンテンツは商業的なトレンドと結びついていなければなりませんが、私は独自の実録的なスタイルで写真を制作することができています。また、Adobe Stockは、マーケットの中でも高い販売潜在力を見せており、フォトグラファーに対するロイヤリティの比率もトップクラスです。それに、Adobeチームのサポートや効率性は素晴らしいと思います。 F:Fotoliaを通じて利用可能な画像や動画を制作する際、どのようなアプローチで取り組みますか? EM:コンテンツを制作する際は、一歩踏み込んだことに挑戦したり、独自性のある、一目で私の作品とわかる写真にするための新しい方法を探したりします。ほとんどの場合、自然光を使います。その時々の光の状態に合わせて様々な視点を検討でき、より自由を味わえるからです。それにモデルたちとも充実した時間を過ごしていますよ。楽しんで仕事をするのは良いこと、あとは自分の創造性を開放するだけです。 Eugenioの作品を更にご覧になりたい方はこちらをどうぞ。

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