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ウェディングフォト撮影のコツ

18.11.2017

ウェディングフォト撮影のコツ

ウェディングと映画、この2つには多くの共通点があります。映画でストーリーの始まりがあり、中盤で涙や喜びがあり、そしてクライマックスを迎えるように、ウェディングフォトでも新郎新婦のストーリーを同じように伝えるのです。結婚式という新郎新婦にとっての特別な日の写真は、生涯ずっと手元に残り、いろんな場面でお披露目することになるでしょう。そんなスペシャルでロマンチックな日のストーリーを思う存分記録してくれるウェディングフォトグラファーという仕事はとても名誉あるお仕事ではないでしょうか。 今回はウェディングフォトグラファーでありAdobe Stock PremiumのコントリビューターでもあるJen HuangとAlina Schesslernの2人に作品へのストーリーの組み入れ方や、結婚式という特別な日を永遠の思い出とする作品作りの方法についてお話を伺うことができました。  クライアントを理解する Jenの元々の職業はフィルムフォトグラファー。そこでJenは彼女のシグネチャースタイルとなった夢の中にいる様なイメージスタイルを確立、今ではこの彼女のクリエイティブスタイルを気に入り撮影を依頼するカップルがあとを絶ちません。Jenは実際に撮影する前に、カップルのそれぞれの性格をできるだけ理解しようとします。例えば、エネルギッシュな新婦でドラマ的な演出を好むのか、それとも物静かで恥ずかしがり屋の新婦なのか、性格を把握した上でそれぞれに合うような撮影セッティングを作り上げます。 シーンのセットアップ 緊張や表情の硬さは写真に反映されてしまうため、自然な写真を撮るためにはカップルがリラックスしていることがとても大切です。もちろん写真を撮られるのが苦手な人もいます。「そんな時はカップルにジョークを言い合ってもらったり、お互いの好きなところを囁いてもらったりするの。そうすることでみんな自然と笑顔になるのよ」とAlinaは言います。このようなピュアで自然な様子が、美しくそして感動的な、真実の愛に満ちたカップルの描写を可能にするのです。 Jenはウエディングフォトの撮影を映画を撮影するようなアプローチで演出します。例えば、カップルにただキスを求めるのではなく、2人で歩いてもらい、そして自分たちのタイミングでまず抱き合ってもらいます。「こうして自然なシーンを作ることで、よりナチュラルなキスシーンを写真におさめることができるんです」とJenは言います。 コントロールできるものはコントロールする もちろん結婚式のすべてのシーンをコントロールすることは不可能ですが、特定の要素をうまく操作することで優れた写真を撮ることができます。Jenの場合はスタイリングから演出、ライティングやバックグラウンド、そして小道具においても彼女がディレクションできる部分はすべてディレンクションし、その中で自然な瞬間を引き起こします。「新婦の控え室に着いたら、まず物の配置を調節、新婦やブライズメイトたちには光で満ちたオープンな空間に移動してもらいます。彼女たちにはそのままヘアメイクや着替えをしてもらいますが、このようにある程度コントロールされたスペースで撮影された画像は上品で洗礼されたものに仕上げります。」とJenは言います。 式の準備をしているこの新婦のショットでは、新婦をアンティークの鏡の前に座らせ、自然な瞬間が訪れるのを待ちました。新婦が手を顔にあてメイクをチェックしようとしたその繊細な瞬間でJenはシャッターをきりました。  ディテールこそが重要なキー その場のムードやトーンを作り上げる際に重大な役割を果たすのが環境です。新郎新婦は結婚式のプランを立てるのに何ヶ月という時間を使いあらゆる詳細を取り決めます。ウェディングにはそれぞれ違った個性が表れるため、会場や花、装飾、家具に至るまで周りものすべてを写真におさめます。テーブルのセッティングやフラワーアレンジメントの調整など、実際の式に至るまでの準備段階の様子を映像として記録することで、物語がより鮮明に伝えられます。 クラシックな瞬間をカスタマイズ ウェディングフォトの撮影でよく起こること、それがクライアントからの要望をフォトグラファーがすべて聞き入れてしまい、結果、作品がとても陳腐なものになってしまうということ。例えば、ウェディングドレスが窓辺に吊るされているシーン。結婚式への準備の様子を表すシーンなので、皆がその瞬間をカメラにおさめたいもの。でもこのようなよくあるシーンでさえも、的確なライティングやちょっとした小道具を用いることで、その新郎新婦独自の準備シーンへとカスタマイズすることができるのです。 ブレンドイン、シーンに溶け込んで 特にゲストや雰囲気を撮影する際に鍵となるのが、周りに溶け込むということ。「わたしがフォトグラファーだとわかった瞬間、妙にカメラを意識してしまう人が多く、結果的に不自然な硬いポーズばかり撮れてしまうことがあるの。だから場合によってはわざと小さいカメラを使用することがあるのよ」とAlinaは言います。「小さなカメラを使用するとわたしががフォトグラファーだとみんな思わないので、自然な写真を撮ることができるの」 撮影したウェディングフォトをAdobe Stockに投稿 撮影したウェディングフォトをストックポートフォリオで販売する場合、画像内に写っている認識可能な被写体 (人物・場所) から必ず同意書 (リリース) をもらうことを忘れずに。ガイドラインについてはHelpX ページをご参照ください。モデルリリース (人物) やプロパティリリース (場所) は コントリビュータ―ポータルから直接提出することができます。 キーワードをきちんとつけることは購入者が欲しい画像を見つける上でとても重要なことです。キーワードは正確であること、関連性があることを意識し、優先順位の高いものの順番を考慮し付与しましょう。それに加え、自分の作品内容が愛についてなのか、ロマンスなのか、それともお祝いなのか、その他なのか、アウトラインについても考えてみましょう。Adobe Stock コントリビュータ―ポータルにある自動タグ付け機能も是非ご参照ください。 Jen と Alina のこの他の夢見心地でロマンチックなら画像もお見逃しなく!

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コンテンツ募集:ボディ・ポジティブ

17.11.2017

コンテンツ募集:ボディ・ポジティブ

時代や季節のトレンドと共に絶えず発展と変化を続けるストック業界。ステレオタイプの写真や演出された写真から、より自然な共感できる写真への流れは、今や誰もが実感していることです。そして、現在のマーケットにおけるもう一つのニーズは、人種イメージだけでなく、さまざまな体型をも含めた多様性です。 今回ご紹介する写真は、理想化された少数の女性の対極にある大多数の女性のありのままの体型を映しだしています。Adobe Stockは、文化の面で従来の女性像を打ち破りつつ、そのコレクションにおいては、マーケットに素材を提供する側として、自分の体を肯定的に受け入れている人の写真を応援し、あらゆる年齢、多種多様な体型や人種的背景の女性たちを称えることを目指しています。 フォトグラファー、ビデオグラファー、イラストレーターの皆さんには、さまざまな人種的背景や体型のモデルを表現することをお勧めします。もしそのようなコンテンツをお持ちでしたら、ぜひ今すぐアップロードをお願いします。 私たちが求めているのは、日常生活の中で自然なポーズを取るプラスサイズモデルを、上手に光を利用して捉えた写真――各自の違いを称え、リアルな世界を表現した画像です。 なお、認識可能な人物を扱った写真やビデオをお送りいただく際は、必ずモデルリリースをご用意ください。また、より詳しい法律上のガイドラインについては、弊社のヘルプXページをご参照ください。先ごろのAdobe Signとの統合により、Adobe Stockコントリビューターポータルから直接リリースの送受信を行っていただくことができます。 あらゆる体型・サイズの人々を含む更なる写真をAdobe Stockでぜひご覧ください。

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コントリビューター スポットライト : 3000AD

29.09.2017

コントリビューター スポットライト : 3000AD

街の上空に浮かぶ宇宙船、空まで達する超現代的なビル群、空間に現れた見慣れぬ構造物。3000adのポートフォリオを閲覧するのは、まるで遥か遠い未来を垣間見るかのよう。こうした未来的なイメージを生み出しているのは、3000ad こと、ルーマニア出身の建築家Daniela Mangiucaです。SFに影響されたレンダリングのプロセスから、ストックマーケット業界へ飛び込んだ経緯まで、Danielaにさまざまなお話を伺いました。 Fotolia(以下FT):まずはクリエィティブな経歴を含め、簡単な自己紹介をお願いします。 Daniela Mangiuca(以下DM):私はルーマニアの小さな街で生まれ育ちました。既に小学生の頃から建築家になりたいと思っていたんです。最初に数学に恋をして、次は絵画だったので、その両方を活かせる職業といえばそれしかないという感じでした。大学では、建築とは科学+アートだけに留まらないものだと悟りました。それは終わりのない創造的な探求から生まれる世界観です。その後、幸運にも生涯のパートナーで親友でもあるAdrianと共に、アメリカでクリエイティブな研究に打ち込むことができました。 FT:ストック業界に足を踏み入れるきっかけは何だったのですか?なぜ作品を販売しようと思ったのでしょうか? DM:数年間、大手の建築事務所でデザイナーとして働いたのち、アメリカンドリームを追い求めようと決意しました。私たちの場合、それはクリエイティブなキャリアを手にすることです。90年代後半でしたから、まさに3Dモデリングやイラストレーションのソフトウェアブームに乗った形です。ランチの時間に、何かで初めてPhotoshopのことを読んだとき、すぐさまAdrianをつかまえて「これよ!まさに私たちにぴったり!」と言ったのを覚えています。そうして、前の雇い主から貴重なサポートや助言を受けながら、建築ビジュアライゼーションの会社を立ち上げました。 ストックで販売しようと考えたのは、経済的な理由からです。小さな会社なので常にビジネスチャンスを探さなければなりません。それに、気づけばハードドライブは3Dアセットで溢れていました。ソフトウェアを試す中で作成したものや、純粋な楽しみから創作したものなどたくさんの作品があったので、マイクロストックはまさに乗るべき新しい波のように思えました。 FT:ストックはご自身の会社ANDの仕事をどのような形で補っていますか? DM:私たちはマーケットと共に成長してきたような気がします。現在は、ストックがANDの仕事のほぼ半分を占めています。特に、AfterEffectsのテンプレートのようなモーショングラフィックスを組み合せたマイクロストックの動画素材の登場によるところが大きいですね。アクセスのしやすさに加えて、アセットの閲覧、販売を可能にするソーシャルメディアの販路やデバイスの急増により、昔は「趣味」と呼んでいたようなタイプの作品にも、驚くほどのニーズやチャンスが生まれました。 FT:あなたのポートフォリオにはSF的、未来的要素が数多く含まれていますが、どこからインスピレーションを得るのですか?  DM:真面目な建築家が宇宙船を専門にするなんて、誰も思わないですよね?でも、原点に立ち戻れば、理に適っています。建築物をビジュアル化するのは、それを建てようとする前に構造に目を向けるクリエイティブな過程です。物体は一つの空間を占めたり、生み出したりするので、結局のところ、それはどれも建築物と言えます。こうした物のクリエーターが、子供のような探求心を秘め、理論的、科学的に可能であるかどうかにかかわらずイマジネーションを膨らませるのは素晴らしいことです。私たちのインスピレーション源は、サイエンス・フィクション、驚異的な発見、そして日々出会う科学的な事実です。人間の好奇心と創造性にはいつも驚かされます。 FT:Adobe Stockで入手可能なあなたのレンダリング素材について、その創作プロセスを教えてください。 DM:私たちの場合、まずはストーリーありきです。それはどこかで読んだものだったり、ゼロから作り上げたものだったりします。次のステップは、科学的というより、「もし○○なら?」という視点から、その構造について話し合います。3Dモデリング(場合によりアニメーション)に取り掛かる前には、さらにインスピレーションを得るため、NASAのウェブサイトも覗いてみます。 FT:レンダリング素材の作成で最も大変な点、最もやりがいのある点は何ですか? DM:最も大変な点は、レンダリングに丸一日かけた後、思いがけないデザイン上の欠陥が判明したときです。最終的な作品がアニメーションだと一気にフラストレーションが溜まりますね。必死になってコンセプトやプロセスを見直し、数日間を費やすことになります。 最もやりがいのある点は、素材購入者が私たちのイラストやアニメーションをカスタマイズしてもよいかと問い合わせてくるときです。彼らは作品を気に入り、自身のアートワークへのインスピレーションを得たわけですから。ちょっとした「ありがとう!」のメッセージと共に、最終作品へのリンク先やモーショングラフィクスのDVDを受け取ったときは、たとえ制作上の問題に悩まされても、苦労した甲斐があったと感じます。 FT:ストック用のポートフォリオを作成しようというコントリビューターにアドバイスをするとしたら? DM:ありきたりかもしれませんが、ぜひ自分の好きなことをやってみてください。そうすればきっと成果が出るはずです。 二番煎じは避けましょう。私自身、試してみましたが、結局のところ、自分が知っていること、かつ自分が幸せになれることをやった方が利益が上がるとわかりました。あなた独自のビジュアル的な「声」を見つけて、他の人の作品ではなく、その創作プロセスをインスピレーション源として活用してみてください。 FT:3Dのスキルを向上させたい方に対してはどうですか? DM:実践を積んでください。学問に王道なし、です。ボタンのクリック一つで、などという安易な考えを持ち出す人は、何もわかっていないということです。 DanielaとAdrianの作品をさらにご覧になりたい方はこちら。

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自然環境 – 写真を通して見えること

28.09.2017

自然環境 – 写真を通して見えること

この記事では、環境問題に対する理解を高める上で個人そして企業の役割、さらに写真というメディアの環境保全活動への関わり方を考察してみます。今回は熟練の環境保全フォトグラファーでAdobe Stock コントリビューターでもあるPeter ChadwickとTasha Van Zandtにお話を伺いました。 ありのままを伝えたい Peter Chadwickはアフリカの動物やその生息地の保護活動に力を入れる環境保全フォトグラファー。国際自然保護連合(ILCP)のメンバーで、大自然を撮り続けて30年以上になります。 Peterの現在の主なプロジェクトは環境犯罪、特に密猟の密着取材です。レンジャーと共に行動し、緊張感あふれるシーンを間近でとらえます。「プロの反密猟部隊と行動を共にしたことで言えるのは、密猟で犠牲になっているのはサイやゾウだけではなく、人間も命を落としているということです。実際に過去10年間で1,000人以上のレンジャーが勤務中に命を落としました。レンジャーたちが動物や彼らの生息地を守るために命をかけているという事実を私たちは重く受け止めなければいけません。このままではサイやゾウだけではなく、もっと多くの犠牲を出すことになるでしょう。」とPeterは言います。 Peterの作品の多くは、生命の「美しさ」とも「悲劇」とも呼べる自然界で起きているシーンの描写です。「力強い写真は言語や文化の違いを越え、大勢の人々の心を動かします。地球の美しさと多様性を写真上でポジティブに表現し、人々が保護活動に積極的になるようにしなければなりません。」とPeterは強く訴えます。 世界を一つにする画像 Tasha Van Zandt(フォトグラファー、ディレクター)もまた環境保全活動に取り組むアーティストの一人です。彼女が現在制作しているドキュメンタリーは南極について。「私たちはこのドキュメンタリーの制作を通じて、水と海面上昇が世界全体に及ぼす莫大な影響を実感しました。」とTashaは言います。 彼女にとって、環境保全写真は人々に気候変動をもっと身近に感じてもらうための効果的なツールだと言います。「写真というビジュアルは、文化の違いを越え社会に変化をもたらします。保全に対する反対派の多くは、私たちの活動が地球環境に実際どのような影響を与えることになるかイメージが湧かないからです。写真を見て他人の価値観に触れることが大切なのではないでしょうか。」彼女の現在の目標は写真の力を保全活動に繋げることです。 次世代の保全活動 Peterは自分と同じ道を目指す人たちに対し、次のようなアドバイスをしています。 「実際にカメラを手に取る前に、まずは自分自身が本当に真剣になれるプロジェクトを見つけ、それについてたくさんリサーチすること」 「自分が撮りたいものをリスト化し、各項目に対する自分なりの解決策を考えること」 これは意味ある変化とは一体何なのかを理解するための重要なプロセスです。 TashaもPeterと同じように、興味が湧くプロジェクトを見つけたらそのコミュニティや環境に実際に飛び込んでいくよう勧めています。自分の作品に入り込めば入り込むほど、それを見た人も同じように感じ、それが写真というメッセージになるからです。「自然写真は見て美しいことが大切ですが、環境保全写真は美学に加え、メッセージが伴わなければ人々の心には響きません。環境保全写真は世界にその美しさと失われつつあるものの重要性を示したときに最もパワフルなものとなるのです。」とTashaは言います。 企業の責任とは 世の中の企業はPeterやTashaのように“保全活動”が一番に目指すところではありませんが、近年多くの企業がよりサステイナビリティ(持続可能な世の中)に向け、様々な水準を上げているのは確かです。この企業のサステナビリティへの取り組みは、イノベーションを推進し、エネルギーや水など資源のコストを節約することに繋がります。より多くの消費者が環境にやさしい製品を求めていく中で、これらのキャンペーンはカスタマー・ロイヤルティを育む助けにもなります。多くのキャンペーンでも美しいビジュアルが企業広告の中心に位置づけられる傾向にあります。 アウトドアスポーツウェアのPatagoniaは、長年愛用する自分の一番のお気に入りのPatagonia商品の写真とそれにまつわるストーリーをシェアするWorn Wearキャンペーンを行いました。このキャンペーンで人々のPatagoniaに対する認知度が高まり、カスタマー同士の交流にも繋がりました。またこの取り組みで、Patagonia商品の“良いクオリティ”と“お直しができれば長持ちする”という事実もさらに広まりました。 HellmannのGrow with Usキャンペーンは、消費者に実際にトマト農場を訪問してもらい、作り手との対話を通じブランドのサプライチェーンの持続可能性について知ってもらうという取り組みです。壮大な自然を目の当たりにすることで、現在なぜこんなにサステイナビリティが提唱されているのか人々の理解に繋がりました。このような取り組みはただ地球にとってやさしいだけではなく、ビジネス面でも大きなメリットがあります。同じくサステイナビリティを掲げるユニリーバは昨年、グループ内5大ブランドがサステイナブルであり、他のブランドより30%速く成長したと発表しました。 昨年は「自然」の画像検索件数が増加しました。さらには「都会」の画像検索であっても、人工的要素の他に自然要素も含まれていました。この傾向は、私たちが環境に対して責任を持った行動を心掛けなくてはいけないと感じている結果ではないでしょうか。 ここからインスパイアされてセレクトしたギャラリーより他の自然画像もご覧ください。

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コントリビュータースポットライト: Salty Wings

19.06.2017

コントリビュータースポットライト: Salty Wings

Michael GoetzeとJampal(通称Jumps)Williamsonは、オーストラリアのエリアルフォトグラフィーグループSalty Wingsのデュオ。彼らはドローン撮影を始めてまだ1年ほどですが、すでに頭角を現し始め、他の画像とは一味違ったユニークな空中海景画像を生み出しています。鮮やかなで一際目を引く作品を生み出すためには細心の計画とコミットメントが必要であり、そして何よりマイケルとジャンプのバランスのとれたパートナーシップが成功への鍵となっています。 今回はMichaelとJumpsにAdobe StockとTiny Atlas Quarterlyと一緒にタヒチへ撮影に行った時のことについて話を伺いました。 Fotolia: 簡単な自己紹介の後にお二人の出会いについて教えてください。 Jampal Williamson: こんにちは、Jampalです。みんなにはJumpsと呼ばれています。Michael Goetzeと共にSalty Wingsとして活動しています。この仕事を始めて約1年、特に美しい海岸線を中心とした写真を撮っています。 Michaelとは同じ高校出身ですが、彼は僕より5歳年上です。5年ほど彼には会っていなかったのですが、ある日パーティで再会しました。当時、Michaelはワイナリーの裏にあるバスに住みながら、サーフィンをして暮らしていました。2人とも写真に対する熱い思いがあり、一緒に写真を撮り始めることにました。そして撮った写真で収入を得ることはできないか、考え始めたのです。 Fotolia:お2人の仕事の分担はどのような感じですか。別々に撮影をした時はどのようにして最終的な画像に協調性を持たせるのですか。 Michael Goetze: 僕たち2人のスタイルとテイストは非常によく似ていると思います。だから一緒に仕事ができるんです。最終的にどのような作品の仕上がりになるかどうか、ほとんどの場合同意に至ります。一番初めは興味の対象が異なっていたので、別々に撮影を行うと撮影するコンテンツが全く違いましたが、この部分も話し合うことで意見が一致し、全く問題にはなりませんでした。 僕の方がビジネス志向です。eコマースサイトを運営、写真でビジネスをすることに意欲的で、それについて学ぶことも本当に楽しんでいます。Jumpsはビジネスというよりもっとクリエイティブ志向です。僕たち2人でビジネス面とクリエイティブ面、異なる2つの分野をカバーできているのです。 Fotolia:なぜSalty Wingsという名前にしたのですか。 JW: 2015年頃、僕たちは良いユニット名はないものかとちょうど考えていました。海岸線の周りを飛ぶドローンを連想させながらも、自然でひねりすぎていない名前を探していました。その時ちょうどMichaelの男友達が釣り旅行から帰ってき、旅行中に出会った年配の漁師たちが「ヘイ!Salty Dongs !元気かい!」などSalty ○○、Salty ○○と言い合っていたという話を聞き、そこからSalty Wingsという名前を思いつきました。 Fotolia:旅行はあなたにとってどのように大切ですか。クリエイティブな面・プロフェッショナルな面、両方教えてください。 MG: 僕はこのライフスタイルが大好きです。新しい場所に行ったり、新しい人に出会ったり、写真をライフスタイルに組み込むには最高な生き方です。僕は1つの場所にとどまることは苦手です。 JW:旅行は可能性を広げてくれます。行く場所場所でフレッシュな気分になれ、新しい発見があります。僕にとって、旅行はなくてはならないものなのです。 Fotolia:自分の作品をストックフォトとして販売することのメリットは何ですか。 JW: 常に移動をしているので、その間は積極的に撮影しています。つまり移動中ずっと仕事をしているということになります。自分の写真をストックとして販売すると、オンラインで自動的に売れてくれるので、収入を気にすることなく制作活動に集中することができます。 Fotolia:Salty Wings は、海景のドローンフォトグラファーとして知られていますが、なぜ水こだわるのですか。 MG: 僕は西オーストラリア出身です。ビーチのすぐ側で生まれ育ったので、いつもウォータースポーツを楽しみ、そして常に水の中にいました。海の近くにいるということが僕にとって一番大切なことで、だから被写体としても自然に海に引かれました。サーフィンができて良いビーチがあるところに常にいたいのです。 Fotolia:そしてなぜドローンなのでしょうか。 JW: 僕は撮影するとき、今までに見たことのないものを探します。ドローンで撮影をすると、異世界のような風景を撮ることができ、1 つのフレームの中に多くのものをとらえることができます。ドローンと共に旅をし、空から写真を撮ることで、その場所の「感覚」をとらえることができます。 Fotolia:これからドローン撮影を始める人たちにアドバイスをお願いします。 MG:撮影前に撮影場所の環境を良く知ることです。僕自身はサーファーなので、海のコンディションの良し悪しは元々理解していました。条件がサーフィンに適しているとき、それは海が最も美しい時です。風が海岸から離れたところで吹いているとき、水はガラスのような輝きで、きれいな光を反射します。 JW:  僕は今までに見たことない光景を求め撮影をするので、ユニークで変わったものを撮影することが一番大切だと思います。ただ撮るだけでなく、ドローンを積極的に動かし様々な角度から撮影してください。まっすぐに撮影したり、風景に焦点を当て撮影したり、地平線をとらえるもの面白いと思います。とにかく動いて、色んなアングルから異なるシーンをキャプチャしてみてください。 Fotolia:タヒチ島の旅はいかがでしたか。 JW: 僕はあれほど美しい景色や人々は他にいないと思います。僕が今までに出会った中で一番フレンドリーな人々でしたし、とても歓迎してもらえました。彼らと話すとき、真剣に話を聞いてくれるし、ちゃんと興味を持って耳を傾けてくれています。タヒチを一言で表現するのはなかなか難しいのですが、とにかくとても居心地の良いところでした。 MG: こんなにリラックスできる国は初めてでした。出会う人々ひとりひとりがちゃんと目を見て笑いかけてくれ、挨拶をしてくれます。ぎこちなさはまったくありません。水の美しさは僕が今まで見た中で一番です。 Salty […]

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Tiny Atlas Quarterlyが教えるライフスタイル撮影で大切なこと

19.06.2017

Tiny Atlas Quarterlyが教えるライフスタイル撮影で大切なこと

トラベル・ライフスタイル雑誌、オンラインフォトコミュニティのTiny Atlas Quarterly(TAQ)とパートナーシップを組み、先日タヒチ島へ撮影に行きました。長年広告業界で培った撮影技術や撮影に関するコツ、そして様々なクライアントとの経験などを、TAQのファウンダー Emily Nathanにお伺いしました。 撮影地の事前リサーチが不可欠 Tiny Atlasは撮影地としていつも最高の場所を選んでいます。撮影地や周りの環境は撮影する側のテイストやスタイルを写し出します。Tiny Atlasのコミュニティには華やかで、且つありのままの自然の景色を愛する人が多いので、そんなコミュニティの思いに応えられるようにしています。そのためには出発前の撮影地に関するリサーチを忘れずに。撮影の計画を立てる時は、現地での紛争や病弊などについてよく調べ、現地について「こんなはずじゃなかった」などということがないようにしましょう。 鍵を握るのは宿泊場所 ライフスタイルの撮影においてとても重要な時間帯、それが日の出と日没です。美しい写真が撮れるこの時間帯に移動などして時間を無駄にしてしまわないよう気を付けましょう。つまり宿泊先をどこにするかはとても大切になってきます。可能であれば、一日の一番初めに撮影したい場所と一日の一番最後に撮影したい場所に宿泊先を構えること。安いからと言って不便な場所に泊まってしまうと、結局は移動で時間を失い、結果美しい陽の光も見逃してしまいます。特に団体行動をするときは、どこに行くにも時間がかかるので要注意。 太陽の動きと共にスケジュールを組みましょう 自然光はとても重要。ライフスタイルの撮影は撮影地に着いてすぐ始まるわけではありません。いつ撮影の瞬間が訪れるのかわからないので、その瞬間を見極めることが大切。休憩や食事は光の状態がベストでない時に済ませて。例えば、ディナーシーンの撮影でない限り、夕方の時間帯に食事をするのは避けましょう。日の光が強すぎる真昼や、日が沈んだ後などに食事や写真の編集などをして時間を有効利用しましょう。 現地のモデルを採用 悩ましいのが人里離れた場所でのモデルのキャスティング。ファッションプロダクションは通常、モデルを撮影に連れて行きます。 しかしTiny Atlasでは、できるだけ現地エージェンシーと協力し、イメージに合うローカルモデルを見つけます。地元に愛着もあり、その土地の言語を話すローカルモデルは基本現地集合現地解散、アレンジがとてもシンプルで済みます。そして何より魅力的なのが彼らを通じてその土地のことをもっと理解でき、たくさんの人々に出会うことができることです。 そしてもう一つ重要なのがヘアメイク。手抜きヘアメイクは折角の作品をだめにします。腕の良い、信頼できるヘアメイクアーティストがいるのであれば大切にしましょう!ヘアメイクアーティストがどうしても確保できなければ、モデルの肌をきれいに写すことを忘れずに。 衣装は多めに用意 モデルによって衣装の合う合わないはあります。しかし撮影に欠かすことにできない衣装、私たちは渾身の一枚を撮影するために自分たちのお気に入りブランドからキーピースとなる衣装を借り撮影に持って行くことにしています。素敵な衣装が多いため、毎回セレクトが大変なのですが、借りたものは最終的にショールームに返却しなければいけないので、あまり多く借り過ぎず、必要最小限を心掛けています。また、ライフスタイルイメージ撮影の場合は、着替えの回数が予定より少ないことが多いため(通常は1〜3 回)できるだけ荷物を減らした方が効率的。預け荷物の超過料金も減り、撮影後の編集作業も最小限で済みます。 撮影後のフォロー 撮影にデジタル技術を持ち込めるのであれば、撮影後の作業がぐっと楽になります。しかしTiny Atlas ではそんな贅沢は毎回できないので、通常、朝から夜まで一日中撮影をし、撮影後ファイルをダウンロードし編集作業に進みます。長い一日の後のバックアップ作業中は疲れ切っていて、よくうたた寝をしてしまいます。 注:ファイルと携帯電話のバックアップを絶対忘れないこと。電話をなくしたり、盗まれたりしてしまうとお気に入りの思い出まで失ってしまうことになります。 撮影後なにより大切なのが、きちんとしたファイルの管理とネーミングのルールを統一しておくこと。みんなどのようにファイルを整理しているのか、やり方についてはうまく管理ができている人に教えてもらいましょう。私は最近Lightroom CC とLightroom Mobile での作業が増えてきましたが、これらのデバイス間での編集内容は自動的に反映されるので、ベストショットをいつでも利用できとても助かっています。 Tiny Atlas とタヒチ島の画像をもっとご覧になりたい方ははこちらからどうぞ。

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ストックコンテンツ募集:夏のライフスタイル

19.06.2017

ストックコンテンツ募集:夏のライフスタイル

もうすぐ待ちに待った夏!学校も休みに入り、家族と過ごす夏休みがやってきます。 今年の夏はカメラを持って出かけましょう。今ストックフォトのマーケットプレイスで求められている旅先コンテンツを撮影する絶好の機会です。 下記のいずれかのカテゴリに該当するコンテンツがあれば、是非アップロードをお願いします!Adobe Lightroom CCやBridge CCをお使いなら、Adobe Stock コントリビューター ポータルから直接アップロードをすることができます。Fotoliaのクリエイターは、FotoliaとAdobe Stock のアカウントを同期させることができますので、お試しください。 サマーアクティビティ スイミング、日光浴、サーフィン、ピクニックなどのサマーアクティビティを楽しむ様子など。 ストックフォトのベテラン Cavan ImagesのPeter Hannertは、風景だけでなく人と人の自然な交流を表現することが大切だと話します。ユニークでスペシャルな一コマを画像におさめましょう。 旬な食べ物や飲み物 バーベキュー、冷たい飲み物、果物などの夏を代表する食べ物や飲み物。 これらの旬な素材を囲み交流する人々の様子など。 水辺 海、湖、池などでの様子。景色や雰囲気を静かに楽しむ様子、ウォータースポーツやアクティビティに参加する人々の賑やかな様子など。 アクションスポーツ パラグライダー、ハンググライダー、セーリング、サーフィン、ダイビング、ジェットスキーなどアクション満載のウォータースポーツを楽しむ人々の様子など。 ホリデーらしい滞在先 テント、キャンピングカー、キャビン、ロッジなどのアウトドアまたはリラックスした宿泊先。ステイを楽しむ人々の様子など。 現代風なスタイル ネットやデバイスがあるおかげで便利な旅行が可能になる現代。モバイルデバイスを使って旅行を計画し、ホテルやフライトにチェックイン、世界の離れた場所から家族やオフィスに連絡をする人々の様子など。 ローカルコンテンツ ロサンゼルス、ニューヨーク、ブエノスアイレス、サンパウロ、リオデジャネイロなどの主要な北米と南米の都市の風景。ロンドン、パリ、マドリードなどの主要ヨーロッパの都市の風景。北京、上海、東京、ソウルなどアジアの都市の風景など。 また認識可能な人物やランドマークを撮影する場合は、その画像や動画をストックとして販売するにあたり各リリースを事前に取得する必要があります。 法律のガイドラインを守るため、ホリデーのストック撮影に関するチュートリアルを予めご確認ください。詳細についてはヘルプX のページをご覧ください。 こちらのギャラリーから旬のサマーライフスタイル画像がご覧になれます。

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インスピレーション:創造性の原動力

05.06.2017

インスピレーション:創造性の原動力

インスピレーションはどの分野においてもきわめて重要な要素です。よく成長過程を険しい山にたとえることがありますが、その山の頂に押し上げてくれるもの、それがインスピレーションです。 この大切な原動力の不足は、プロとして活躍する多くの人々に影響を及ぼします。 個人的な問題、重圧のもとでの仕事、あるいは単なる一時的なやる気のなさはマイナスに働きます。 そのため常に自分をインスパイアする必要があります。 自然に、わけなくそれができる人もいれば、インスピレーションが枯渇して自分の専門的な職業に支障をきたさないよう、日々創造のひらめきを豊かに保つための努力をしている人もいます。 インスピレーションを一定のレベルに維持するためのマニュアルはありません。とはいえ、すべてのクリエイティブ業界のプロにとって役立つちょっとしたヒントならあるでしょう。 人は十人十色。誰にでも通用するヒントは存在しません。あてもなくのんびりと通りを歩いているときにインスピレーションが湧いてくる人、テレビ番組を見て、あるいは入浴中や自然の中にいるときに発想が浮かぶ人などさまざまです。 アートの展覧会で絵画を鑑賞したり、イラストレーター、デザイナー、建築家の手による美しい作品を見学したりすることも、心に欠けていた何かを取り戻し、再び豊かなひらめきを基に行動するきっかけになるかもしれません。 重要なのは、大切なインスピレーションが戻ってくるための理想的な状況を考えること。 生産性やインスピレーションが高まったり低まったりするのはどんなときでしょうか。自分のリズムを知ることの重要性を認識していますか? インスピレーションを受けるための感性は、常に磨くことができるもの、また、磨くべきものです。 それは簡単ではないにしても不可能ではありません。ひらめきを得るための自分なりの方法を見つけて、原動力が尽きないようにしましょう。見る、触れる、聞く、観察する、読み取る、理解する、把握する。まずは感性を研ぎ澄ませることです。

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作品の裏側: 女性の美と洗練を切り取るEve Saint-Roman

20.04.2017

作品の裏側: 女性の美と洗練を切り取るEve Saint-Roman

Eve Saint-Ramonは、女らしさと力強さを感じさせる女性のポートレートを得意とするフランス人フォトグラファー。パリに拠点を置く、Adobeのストック・プレミアム・コントリビューターでもある彼女のことは、3月のビジュアルトレンド「活躍する女性クリエイターたち」の特集動画でも取り上げています。 Eveは正式に写真の教育を受けたことはありませんが、ギャラリー、美術館、通信社、制作会社からの様々な写真関連の仕事を通じて、その専門的な知識を身に付けてきました。彼女がピンナップ・プロジェクトをスタートさせたのは15年前のこと。ピンナップ写真というもの、つまり無邪気そうに見えてその実、状況設定も見せ方も計算し尽くされている女性の撮り方に惹かれたといいます。軽やかさと強烈な女らしさとのコンビネーションは、彼女のキャリアにおいて一貫したテーマになっています。 Eveにとってパリは豊かなインスピレーションの源。「旅行者や純粋な子供のように、自分の街の新たな一面を発見するのが好きなんです。パリはいつも驚きを与えてくれる、世界で最も美しい都市の一つです」。パリジェンヌの洗練された魅力を捉えたカフェの一角での撮影について尋ねてみました。 「私が撮りたいのは等身大の人物たち――役者やアーティスト、ミュージシャンやダンサーなどです。その人をその人たらしめているものを表現したいんです」とEveは語ります。このシリーズの被写体は、パフォーマー、性教育者、フェミニスト、活動家、女優という様々な顔を持つ、彼女の友人Louise de Villeです。撮影の目的は、Louiseの優雅さ、自信、独立心をレンズを通して捉えることでした。 そのため、Eveは友人でありモデルとなる人物のバックグラウンドを思い描いたそうです。「彼女は街をぶらつき、仕事に行くには公共の交通機関を使う。そして、カフェで一人過ごす時間を満喫する…。私が見せたいのは、自制心のあるクールなフランスの女性です。自分自身や自分の望みに対して責任を負いながら、楽しむことも忘れません」。写真の舞台はパリの中心地にあるどこか古めかしい雰囲気のカフェですが、こうした瞬間、こうした姿は、世界中の女性の間で共感を呼ぶものです。 被写体の個性や経歴に映画や写真からの引用を重ね、Eveが創作する現代的なシーンでは、女性らしいキャラクターが生きてきます。Eve自身の言葉を借りるなら、彼女の写真は「強さと本質を捉えた女性らしさの究極の表現」です。 ぜひFotoliaでEveのその他の作品もご覧ください。

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Robert Hardingが見たストックの移り変わり

17.04.2017

Robert Hardingが見たストックの移り変わり

Robert Harding はベテランのトラベル・風景写真家であり、自身の名を冠したストックフォト・エージェンシーの創設者でもあります。この道40年以上、Robertは現在のストック産業を形作ったいくつもの劇的な変化を目撃してきました。robertharding, the agencyについて、また、彼らが直面し乗り越えてきた変化や困難について、Robertと事業開発マネージャーのMike Watsonにお話を伺いました。 Robertは高校の写真部に入部したのがきっかけで、写真の魅力に引き込まれました。専門学校に進み、写真を専攻した後、彼はトラベル写真のジャンルで、パキスタンに関する書籍の依頼という大きな転機に恵まれます。 当時、Robertは別のエージェンシーに登録していましたが、自分にもエージェンシー業務ができると確信し、フォトグラファーたちの宣伝活動を始めます。こうして彼のエージェンシー「robertharding」は誕生しました。「まだ世間知らずで、簡単だろうと思ったんです」 Robertは写真家でもあるので、双方のニーズを理解できる独自の立場にあります。彼によると「自分が抱えているフォトグラファーの手助けをする義務を負う一方、市場のニーズとバランスをとることも必要です」とのこと。このさじ加減はなかなか難しい場合もありますが、その分だけ報われます。Robertと彼のチームは、受賞歴のあるフォトグラファーらによる素晴らしい写真の数々を楽しみながら、作品と購買者との橋渡しを担っているため、出版、広告、教材の分野でビジネスを続けることが可能なのです。 アナログからデジタルへ デジタル革命は、フォトグラファーの仕事の仕方だけでなく、ストック・エージェンシーとクライアントとの関係にも影響を及ぼしています。「アナログの時代にはクライアントとの個人的なつながりがありました。彼らはオフィスにやってきて、リサーチ担当者と相談しながら購入する写真を決めていました」とRobertは振り返ります。今ではこうしたつながりは失われ、デジタル市場に取って変わられました。 デジタル市場がコンテンツに対する私たちの希望を叶えてくれる一方で、エージェンシーはそうしたニーズに応えるためにコレクションを充実させていかなければなりません。しかし、Roberthardingは逆の方向性に向かい、選考をより厳しくしています。 目を引くトラベル写真とは? 「思わず引き込まれてしまう写真というのは必ず物語を伝えています」とMikeは言います 。「見る者に、そこへ行ってみたい、その光景の一部になりたい、と思わせるような瞬間を切り取らなければだめです」。風景やトラベル関連の写真の購買者もまた物語を伝える側であり、写真を探す際には、やはり人の心をつかむようなメッセージ性を重視します。 素晴らしい写真がベストセラーになるためには、写真の内容とコンセプトの両方を伝える適切なキーワード付けが必要です。Roberthardingでは、コントリビューターのためにキーワード付けを行っているため、フォトグラファーは最高の作品を生み出すことに集中でき、エージェンシーは購入者が思い通りの素材を見つけられるようサポートすることに専念できます。 新たなスタイル、新たなフォトグラファー 販売環境だけでなく、購入者の嗜好も変化しています。ソーシャルメディアでシェアされる写真のような画像を探し求めるクライアントは増える一方です。「実生活の一場面を切り取った雰囲気の、無造作で自然な感じの画像をよく目にします。スマホ写真の人気と手軽さが影響しているのでしょう」とMikeは語ります。 こうしたニーズは、今までストックを収入源として考えたことなどなかったフォトグラファーの関心を呼んでいます。それ以前の世代とは違い、彼らはこのビジネスを専業にすることはありませんが、副収入と評価は喜んで受け入れています。 ストックの今後 ストック産業は、新たなトレンド、新たなテクノロジー、新たなフォトグラファーに適応しながら変化している動きが盛んなマーケットです。Robert とMikeは、数年の内に、スマホ写真や動画は一層発達し、さらにスピード感が増し、コンテンツの使用許可はますます簡素化されるだろうと予測しています。 Robert Hardingコレクションの更なる画像をFotoliaでぜひご覧ください。

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ストック向け動画をつくるコツ:Helen Fields

12.04.2017

ストック向け動画をつくるコツ:Helen Fields

Fotoliaでは hotelfoxtrot69 で知られるHelen Fieldsは、イギリス在住のビデオグラファー、そして元・刑事弁護士です。彼女にストック向けコンテンツをうまく作るヒントを5つシェアしてもらいました。 自然さ つくり込まれた感が出てしまっている映像ははっきり言って使いものになりません。 当時4歳だったわたしの息子をカフェで撮影した映像があります。撮られているのを知らなかった息子はとても自然体でした。そしてこの作品は5年間私のベストセラー作品でした。撮ろうと思って狙った作品が必ずしも良いものをとらえているとは限らないのです。 練習、練習、そしてまた練習 あなたのカメラワークのスキルの高さが他の方の作品との「差」を生み出します。 人と同じレベルで満足してはいけません。暇さえあればカメラや機材をいじって、自分の限界と機材の最適なパフォーマンスレベルを知ってください。カメラを触っている限り、必ず何か気づきがあるはずです。 自分の作品を批判すること ストック業界でビデオグラファーとして成功するためには、マーケットニーズを理解するだけでなく、自分が販売している商品、つまり自分の作品を理解する必要があります。 なぜ売れるのか、なぜ売れないのか。なぜライバルの作品に比べて見劣りするのか。もし再撮影ができるのであれば、なににどう気を付けて撮影するか。1つのショットを別のショットと比較し、どのフレーミングが、どの光の加減が一番最適なのかを研究します。私のチームは定期的に以前の作品を見直し、その映像の良い点悪い点を探します。 必要に応じて、再撮影もします。自分たちの作品全てがベストを尽くした成果物だと確信する必要があるからです。 ベストなキャスティング 売上を上げるためには、最高のモデルをキャスティングすることがキーとなります。2 番目に良いキャスティングではだめなのです。出演してくれるモデルにはギャランティーをきちんと支払い、手厚くもてなしてあげてください。喜んで次回も協 力してくれるでしょう。違う格好をいくつか試し、モデルに合ったスタイルを探しましょう。特に細かい指定がないからと言って、演技が下手なキャストも使っ てはいけません。演技ができて、何より自分のパートを自然に努め上げられる人材が必要なのです。 まずは片手間で始めましょう 次の作品撮りの資金確保が、今あなたの目指すところです。売上に満足するまでには、少し時間がかかります。この仕事は週末や夕方に無理なくできるローリスクな仕事です。 時間を投資することとそれに伴う努力を惜しまなければ、いつかストックフォト専門のクリエイターとして活躍できるまでになります。 それまでは普段からどこに行くにもカメラを持って出かけましょう。 チャンスは意外と日常に溢れているものです。 Helenのポートフォリオはこちら

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作品の裏側:Mihai Barbuと空への旅

26.02.2017

作品の裏側:Mihai Barbuと空への旅

Fotoliaコントリビューターのbizoo_nことMihai Barbuが手掛けた夜明けの山々の上空を飛ぶ気球シリーズは、人を魅了する内容。静けさと雄大さを持つこれらの写真がどこでどのように撮影されたのかどうしても気になってしまいます。今回は、Mihaiがこのシリーズの撮影秘話を語ってくれました。 「家族と夏の一か月間をサイドカー付きのバイクで旅していました。旅先はグルジアのカフカス山脈でした。私たちの家があるルーマニアへの帰り道にトルコを東から西へ横断した時、中央アナトリア地区にあるカッパドキアにたどり着きました。カッパドキアの気球はよく観光ツアーのパンフレットに載っていて、私は特に興味はありませんでした。でもそこにいたからには、見てみることにしたのです。 数キロ先にあるカッパドキアの中心地のギョレメにあるキャンプ場にテントを張りました。1泊目で寝る直前に彼女に次の日は早起きをして空に飛ぶ気球をバックにバイクと写真を撮ることを伝えました。午前4時に目が覚めました。日が昇る前に気球は出発するため、早く現場に向かわなくてはいけませんでした。 初めて気球が飛び立つのを見た瞬間は一生忘れません。初めて気球が飛んでいるのを見たのは、誰もいない曲がった道路を発している時で、空はほとんど暗い状態でした。今まで見た中で一番美しい光景で、自分の目にしっかりと焼き付けられるようスピードを落としました。とても興奮しながら気球の離陸場所までたどり着いたら、気球に囲まれて行ったり来たりして最高の写真を撮ろうとしました。気球が離陸してからカッパドキアの丘を必死に駆け巡りました。一時間ほどで全てが終わり、圧倒された私が家族の元に戻りこう言いました:「どんなにお金がかかっても明日は絶対に気球に乗るぞ」と。翌日予定通り乗りましたが、言葉には表せない想像以上の体験でした。 神秘的な体験を共有してくれたMihai、どうもありがとうございます。Fotoliaで彼の他の作品をご覧いただけます。

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