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Anny Wang:湧き出るイメージの究極的表現

06.06.2017

Anny Wang:湧き出るイメージの究極的表現

ビジュアルアーティストであり、空間デザイナーでもあるスウェーデン人のAnny Wangは、いかに好奇心や創造性が正規の訓練の重要性より勝るかを示したお手本とも言うべき人物です。ヨーテボリ大学のデザイン・工芸専攻を卒業したばかりのWangは、業界で何年も経験を積んだ熟練のプロのようなすばらしいポートフォリオを作り上げていますが、実はまだ社会に出たばかりの23歳。彼女の優れた的確性や積極性、アイディアの提起は、探求心や創作意欲に突き動かされて行ってきたさまざまな実験の賜物です。 形式にとらわれないWangは、インテリアデザイナーという通常の肩書をあえて避け、自身をビジュアルアーティスト兼空間・家具デザイナーと称しています。こうした分野における彼女の成長は、いわば反抗の産物のようなものです。スウェーデンの小さな村の出身であるWangは、芸術とはほぼ無縁の生活を送り、周囲でアートが話題になることはまずありませんでした。両親は、娘には昔からあるような職業に就いてほしい、できれば医師になってほしいと願っていましたが、彼女は形や色彩を追求し、アートの道に進むことを決意。そこに思春期の純粋な反抗心があったことは想像がつきます。 彼女の様々な表現形態の中でも、家具やパターンや服飾のデザインは注目すべき点です。とはいえ、本人が最も喜びを感じるのは、デジタル3D空間で実験的な試みを行うときとのこと。ミュージシャン兼建築家のTim Söderströmとのコラボレーション「Physlab」プロジェクトでもわかるように、彼女の3Dイラストは物理法則に従わないことがしばしばです。これから起こること、また、それにより引き起こされる反応がわかってしまうと私たちは無感動になりがちですが、そうはさせまいと、彼女の作品では想像され得ることは表現されません。 玉虫色、パステルカラー、テクスチャ―、配置、そしてなんといっても光るオブジェは、Wangがこのようなアニメーションやイラストを作る際に組み込む最も催眠的な要素です。彼女はビジュアル的な実験のため、あまり考え過ぎずに、頭から湧き出るものの流れに任せて手を動かしているとのこと。そして、上記の要素に、重ね合わせ、角ばった形状、反射、陰影等の表現を融合させることで、デジタル世界の中に、そこに住んでみたいと思わせるリアルでありながら夢のような空間を作り出します。 視覚的表現への飽くなきこだわりは、まぎれもなく彼女のすばらしい一面であり、それは確かなキャリアを見据えて自分自身で確立してきたものです。現在は、こうしたことのすべてが認められ、建築とデザインの勉強のため、David Thulstrupの見習い・インターンとして働くWang。将来に目を向け、プロとして幅広い、かつオープンな領域を維持しつつ、工業、空間、グラフィックのデザイン能力に今後ますます磨きをかけていくことでしょう。

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Fuel

31.10.2016

Fuel

Fuel は、1991年創立のDamon MurrayとStephen Sorrellによるグラフィック・エディトリアルデザインの会社です。アートに対してコンテンポラリーなアプローチで主にデザインとカタログやモノグラフの作成で活動しています。アーティスト、ギャラリーや出版社と親密な関係を築きながら、FuelはSpitalfields Studios出版の本のデザインも手掛けています。 創立以来、彼らは商業的デザインを超えた作品を作り続けています。元々は、彼らが世にアイディアを発表するためにFuel Magazine(1991-1994)がありました。グラフィックデザインだけにとどまらず、あらゆるコンテンツや形式で彼らが表現していくための媒体となりました。このマガジンは、1996年にさらに幅広いフォーマット(Stand-Clibborn Editions)で発行され、その後200年にFUEL 300(Laurence King)という形に進化しました。 彼らは、ショートフィルム、映画、テレビCMなど、グラフィックデザインとして人を惹きつける刺激的な作品も作成しています。 長年のキャリアがあるのにも関わらず、デザイン事務所にならず自分たちだけで自分たちのために働く、という気持ちを忘れずにいます。テクノロジーと共に進化をしながら、古い一般的な考えには固執せず新しい技法を利用しながらデザインし続けています。唯一変わらないのは、設立当初からの作業場である彼らのスタジオ。 2人のクリエイティブの頭脳は、20年間親密なネットワークを保ちながら、ユニークなスタイルで共に歩んできました。    

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Falling

30.09.2016

Falling

Vanessa Marshは、フォトアーティストであり、天文学者ではありません。生まれは地球ですが、頭の中は星のことでいっぱい。彼女のFalling シリーズを見ているとまるで宇宙の旅をしているかのような気分を味わえます。 一件望遠鏡で撮った宇宙写真のように見えますが、実は写真と絵画を融合したもので、Jackson Pollockの「ドリッピング」技法の進化版を連想させます。 自称「人間界、自然界そして宇宙の世界の探検家」であるVanessa Marshの作品は、ネガを拡大する前に直接上からペイントする、という暗室での細かい作業を要します。2014年にこのシリーズを始めてから続けているテクニックです。

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GIFのゲーム・オブ・スローンズ

24.08.2016

GIFのゲーム・オブ・スローンズ

ゲーム・オブ・スローンズがTVドラマの歴史に多大なるインパクトを与えたことは、現時点では疑いの余地がありません。世界中で計り知れない数の人々が、6シーズン目を迎えてまさに絶頂にある、緊迫感のあるストーリーにくぎ付けになっています。無数のエミー賞にノミネートされ、合計23冠を獲得していることからもお分かりいただけるでしょう。これまで映画でも実写されなかったGeorge R. R. Martinの小説がベースになっていますが、小説をさらに発展させたストーリ展開は、世界で最も「海賊版」が出回ったシリーズとしてギネスレコードにもなっています。 HBOのDavid BenioffとD. B. Weissが作成したシリーズは、2011年4月に開始され、それ以来、ウェスタロスとエッソスと呼ばれる架空の大陸を舞台にした、個性あふれる登場人物たちの中世のファンタジー的な冒険と不運の物語は、多数の解釈を引き起こし、商品化され、そして芸術的に称賛されています。この熱狂のさなかに、 Eran Mendel がもたらしたGIFプロジェクトが、多くの人の心を掴んでいます。 ゲーム・オブ・スローンズの緊迫感がある先シーズン中に、このイスラエル人のイラストレータ・アニメーターは、エピソードで何度も出てくる、残酷で、トラウマになり、血まみれのシーンをカラフルなGIFアニメで表現しました。ネットで話題になったショックな場面から選ばれて作成されたGIFは、あなたがファンならすぐにどの場面かお分かりだと思います。 Eran Mendelの作品の面白いところは、ハッピーな気分になる色の組み合わせということです。原色を使うイラストによって、血みどろの場面が、悲喜劇的で、牧歌的、そして可愛らしくなっています。コミカルな絵とGIF特有の表現力との融合で、ゲーム・オブ・スローンズのファンを魅了しています。お楽しみください。    

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Zeitguised、時代の精神

25.07.2016

Zeitguised、時代の精神

ベルリンを拠点とするアート・スタジオ で、「時代精神」を意味する Zeitguised は、2001年にJamie Raap と Henrik Mauler により設立されました。彼らの作品は現代的なデジタル・アートが中心です。現在は、アートや合成デザインのコンサルティングや創作を行う、アーティスト・技術者・デザイナーの集団となり、以下のような名だたるブランドに広告サービスも提供しています。Absolut、Adobe、Chanel、Hugo Boss、Mercedes Benz、Nike、Toyota、IBM、Sony、Samsung、MTV、The Times、Canal Plus、Vodafone。 Zeitguised のスタイルはいわゆる3Dパンクと呼ばれるものです。複雑な幾何学的配置と超現実主義的な物や再利用されたデジタル・パターンとが融合し、幻覚めいたシーンを生みだします。相反する要素を組み合わせて実験的なトリックを仕掛け、見る者を引き込む。完全なる抽象でも単なる描写でもない。そんな世界を作りあげます。 私たちが目にする画像はどれも「発明品」であり、創作されたものです。写真家 Ben Sandler との共作 Badlands (2014年)では、アリゾナの風景とZeitguisedのデジタルモデリング・ツール(による創作物)とが同列で表現されています。これはあの辺りの地質形成の現象を表現しようという試みですが、まるで別の土地 ― この世の場所ではなく、異星人でも住んでいそうな気配が感じられます。彼らは、真正性、描写、抽象化の間で一致点や論点を見出し、視覚を通して自然に挑んでいるのです。 がらりと異なるファッション・プロジェクト、Geist XYZ は一見したところもつれ合った布の塊が調和の中で舞っているようです。まるで布地が生きているかのように動き、次第にこれがハンドメイドの布の創作物の考察であるとわかります。布とその表面の動きのアルゴリズムを探求するというこのプロジェクト、音楽の力を借り、サウンドがハーモニーを奏でる中、布がリズムに合わせてしなやかに動いていきます。 私たちの頭の中ありながら、わずか数秒しか存在せずばらばらに散ってしまう、何とも表現しがたいものを探求するツールとして、彼らはデジタルテクノロジーを用います。説明できない抽象的な幻想を生みだすアートは、元をたどれば人間から生まれた概念。よって現実とみなされ得る――。さて、どこまでがリアリティなのか、デジタルアートについて考えさせられます。

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A-list に追加

20.07.2016

A-list に追加

有名人と一緒に写真を撮りたかったらLorenz Valentino にお任せ!彼がそのように「編集」してくれます。 Photoshop のおかげで、Lorenz の Instagram はA-list セレブだらけ。中には横に並んでいるだけではないものも! 有名人と一緒に写っているかのような作品は、うまく出来ていて思わず笑っちゃうものばかり。Lorenz の Instagram はこちらでご覧いただけます。

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Filip Hodas の創造する世界

05.07.2016

Filip Hodas の創造する世界

若きデザイナー、Filip Hodasが Behanceの profile上でレンダリング画像を共有することに決めたのは2015年のはじめのこと。以来私たちは、不思議で、巨大で、とてつもなくシュールな場所を次々と目にしてきました。今日彼が3D業界において圧倒的に優位な地位を築き、後進のお手本となっていることは確かです。その成功のカギとなったのが不屈の努力と決断力でした。 現実のものと夢のものとの間で絶妙な調和を見せる超現実の風景画像の数々。MachineやOctaneなどのデジタル・プログラム 、中でもCinema 4Dの活用において卓越した腕前を持つFilip Hodasなら、頭の中の世界をこうして見事に形にしてもなんら不思議はありません。 ポストモダンのダリの表現を思わせ、催眠にかけられたような気分になるHodasの画像はどんどん引き込まれる目に楽しい作品です。はっきり断崖、氷河、湖、火山、谷とわかる自然風景に完璧に溶け合う彼が生みだしたアブノーマルな要素。この操作された空間を前にすると、さまざまなディテールが目に留まって時間を忘れ、いつのまにか銀河系の見知らぬ星に連れてこられたかのようです。とはいえ、難解というわけではありません。それは宇宙空間の遥か彼方の地というより、地球上におけるこの世のものとは思えない出来事に感じられます。 プラハに拠点を置くこのチェコ人デザイナーは、進歩し続ける技術、絵筆代わりのコンピュータ、そして留まるところを知らない創造性を武器に、デジタル・アートという極めて新しい芸術表現において今後更なる活躍が期待されています。彼の完璧な3Dの世界は、さまざまなレンダリングを基礎に築かれてきた独自の美意識でもって、これからも見る者の目を惹きつけてやまないでしょう。 彼の作品の変遷はInstagram、Tumblr、Behance、Facebookでたどることができます。また、https://society6.com/filiphodasからはその並外れた作品のプリントが入手可能です。

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Machineast

29.06.2016

Machineast

マレーシア出身の Rezaliando とインドネシア出身の Fiazh Rahim が出会ったのは、二人が10代の頃に通っていたデザインスクール。会った瞬間から意気投合し、同じ業界でキャリアを積み、今最もアクティブで斬新なクリエイティブスタジオMachineastを一緒に設立しました。 シンガポールにあるこのスタジオでは、アートとデザインが見事に融合したプロジェクトが作成され、Sony、Nike、Heineken、Ministry of Sound、MTVなどの国際的ブランドから注目を浴びています。彼らのプロジェクトは、デジタルアート、3Dアート、イラストレーションやアートマルチメディアを取り扱い、抽象的なものからシュールレアリズムまであらゆる形を表現。80年代で育ったことで特にカラーと音楽が大好きなのがわかります。OFFF Festivalでの出演に向けてAndoとFizahをインタビューしました。 いつから一緒に働くようになりましたか?きっかけは? 2001年に入学したデザインカレッジで出会いました。2年で二人ともマルチメディアデザイン専攻になったときから仲良くなりました。お互いが10代の頃から知っていたので、一緒にコラボレーションをすることは、とても自然なことでした。あらゆることで波長が合い、卒業した後はマレーシアで同じモーショングラフィックスタジオで働きました。4年後は、シンガポールで同じ会社で勤務。その後は、お互い別々のスタジオで働くようになりましたが、その間にMachineastとして個人的なプロジェクトを二人で始め、それから1年後、フルタイムでMachineastとして活動を始めました。 お二人はシンガポール出身ですか?この街から得るインスピレーションは? 私は東マレーシア出身で、Andoはインドネシア出身です。二人とも小さな街で育ちました。クリエイターとしてのチャレンジと機会を求めてシンガポールへ来ました。何でもちゃんと動くことがこの街の魅力ですね。余計なことを気にせず、作品作りに没頭できます。 音楽にどのように影響されますか? 音楽は私たちの感性を刺激します。個人的なプロジェクトや商用的なものであっても、プロジェクトにどんな雰囲気を持たせたいかによって仕事中に聞く音楽を変えています。HeinekenのParty As Oneプロジェクトの時は、スタジオ内でエレクトロダンスミュージックをずっとかけていました。ヒップホップ、ジャズ、80年代ファンク、ポップなど、その時の気分によって選んでいます。 Machineastのプロジェクトはアートとデザインどちらの方が強調されていますか? 今は、両方同じぐらいですね。アートとデザインはそれぞれ違います。アートは自己中心的でデザインは他への思いやりがあって、スキルとコンセプトが育まれるためには両方が必要です。個人的なプロジェクトでアートを作らなければ、デザイナーとしてやる気が出ません。 仕事の工程は? 二人とも最初の工程を違った形で行います。Andoは紙にアイディアを描きだしますが、私は頭の中で思い描いてパソコンで作業します。ほとんど紙に描くことはありません。これに関しては正解はなく、お互いにとってやりやすい方法が一番です。毎回のプロジェクトでお互いにアドバイスしたり一緒に問題を解決していきます。一番使うツールは、Adobe Creative SuiteとMaxon Cinema4Dです。 今まで一番大事なプロジェクトは何ですか? 最近Nike Air Max Day 2016のプロジェクトを完成しました。Machineastとして関わった最大で最長のプロジェクトとも言えるでしょう。Nikeと仕事をする長年の夢が今年実現してとても嬉しいです。この先も夢のクライアントとのコラボレーションを楽しみにしています。 スペインとOFFFは初めてですか?フェスティバルに期待するものは? スペインは初めてですが、バルセロナで仲間と会ったり他のゲストスピーカーからインスピレーション受けるのが楽しみです。スペインの建築やデザインもたくさん見たいです! Machineastというスタジオネームの由来は? Machinist とは機械を操縦する人。いつもパソコンで作業をしている私たちに当てはまる言葉です。Machinist と私たちが住む地球の東側をかけて Machineast となりました。 自分自身へ何か質問するとしたら?どう答えますか? 将来どのようなプロジェクトに携わりたい? 機会があればアートの展示会をしたいと思います。私たちのデザインがブランドのキャンペーンに使われて店頭のディスプレーになったりして、私たちが作る3D作品が形になって見えたらかっこいいですね。

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ペーパークラフト

22.06.2016

ペーパークラフト

ペーパークラフトとは紙を使ってさまざまな立体を制作する技術のこと。そのクリエイティブな可能性は無限です。こっち側を折って、切って、あっち側にくっつけていくと……見た目にもインパクトのある「ペーパートーイ」や装飾的な形をあれこれ作ることが可能です。 今日、ペーパークラフトは多様に発展し、グラフィック・デザインの分野のひとつになっていますが、その起源は第一次世界大戦の終わりにまでさかのぼります。ある出版社が、ドイツやアメリカが使用したさまざまな大砲や軍需品などの紙模型を組み立てる綴じ込み付録を付けるようになったのが始まりです。 子供の頃の昔ながらの紙遊びから大人向けのハンディクラフトや各種ゲームまで、誰でも少なくとも一度は紙の工作をしたことがあるはずです。現在では、YouTubeで自分の技を披露するペーパクラフト愛好者や芸術の手段や表現方法として紙を用いるアーティストが数多くいます(新進気鋭のアーティストを紹介しているこちらの記事 をご覧ください)。現実世界を紙で作り上げてしまうすばらしいアーティストたちをご紹介します。 Zim & Zou :Lucie Thomas と Thibault Zimmermann が運営するフランスのスタジオ。彼らは共同でグラフィックデザインやイラスト関連の仕事を行っているほか、紙を使って彫刻を制作しています。紙や糸、革や木などから作られたハンドメイドのオブジェの数々は、色が主役の見事なインスタレーションを生み出します。 Mlle Hipolyte: フランス人のアーティスト兼デザイナーでもある彼女の作品には必ず植物や野菜・果実の要素が入ります。手で丁寧に切られた紙片で作る熱帯雨林は、レリーフ(浮彫り)で表現されたタペストリーのよう。そこにはヒョウや鳥などジャングルならではの動物たちも登場します。 Fideli Sundqvist:イラストレーター、デザイナー、そしてペーパーアーティストでもある彼女の作品は、日常生活から着想を得た3次元のオブジェで構成されています。その著作”I love paper”は、紙でオブジェを制作する際に必要なツールをどのように発展させていくかを、クリエイティブな読者に向けて説明したマニュアル本です。本の中では、幾何学的な形や技巧を凝らしたオブジェからペーパーアートに至るまでおよそ40作品を紹介しています。 Tommy Perez:職人、落書きアーティスト、そしてデザイナーでもある彼は、作品の中で紙と食べ物を融合させ、独自の芸術的解釈に命を吹き込みます。そこには食べ物や包みの紙工作、厚紙の紙片や糊などが用いられ、カラフルでわくわくするような構成になっています。 Polly Lindsay:イギリス人のイラストレーターの彼女は、色紙、はさみ、糊の組み合わせを見事に使いこなします。紙片を積み重ねていくことで、3次元の奥行ある楽しいイメージを作り上げています。

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Cindy Sherman

16.06.2016

Cindy Sherman

ニューヨークのアーティストCindy Shermanは、20世紀後半の最も影響力のあるフォトグラファーの一人。セルフィーをアートで表現した先駆けともいわれています。 舞台化粧、小道具とデジタル加工を駆使して作られた一風変わったこのシリーズでは、被写体である自分を誇張されてゆがんだ状態で、時にはグロテスクなシナリオの中に描いています。ピエロや社交界の人間たちを表現した最新の作品の展覧会が、オーストラリアのブリスベンで開催中です。 一見とても不思議なテーマの組み合わせに思えますが、全体で見ると、この二種類の人間が世間に見せる姿が偽りの姿であることが共通点であるのが見えてきます。 不穏な空気が漂う作品の中、小道具も使わず完全にすっぴん姿の彼女の自画像のシンプルさがとても印象的です。

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ネオンの街 東京

26.05.2016

ネオンの街 東京

ビデオゲームのビジュアルを手掛ける仕事をしていれば、プライベートでは外の世界にいたくなるはず。しかし、アートディレクターLiam Wong にとっては、バーチャルの世界と彼の住むネオンだらけで超現実的な東京との境界線がはっきりとしないなんてことも。 WongがInstagramに投稿している東京の強烈さを捉えた写真は、ピンク、青、黄色や緑が強調されてミステリアスな夜の世界を体験させてくれます。 Wongの作品はこちらでご覧ください。  

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儚い中国

24.05.2016

儚い中国

中国人フォトグラファーZhang Kechunは、中国を旅しながら近年の工業成長の中で暮らす人々の写真を撮り続けました。 彼の作品は見事に人間の弱さと強さを捉えています。環境汚染の中そびえ立つ巨大な建築物と写る小さな人間たちが見せるたくましさ。背景に写る順応的な街の厳しさが露光過度によって緩和されて見えます。 彼の作品は、こちらでご覧ください。

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