Photoshopで様々な範囲選択の方法がありますが、肌は格別難しいテーマです。こんな時便利なのがAdobe Photoshop CC の色域指定。Photoshopには前から色域指定は存在していますが、スキントーンという新しく追加された機能で作業の時間が大幅に短縮されました。今回は、その使い方をご紹介します。

select_skin_tone_01_1
選択範囲のメニューから色域指定(1)を選んで、さらにスキントーン(2)を選びます。許容量と名付けられたスライダーで色域を調節できます(3)。選択範囲のプレビュー(4)で一番適しているものを選ぶことが可能。今回は、クイックマスクビューを使っていますが、他にも選べるものはあります。

select_skin_tone_02_1
OKをクリックすると、Photoshopは選択範囲を点線で表示。トーンカーブを使って画像を調節します。

select_skin_tone_03_1
さりげないのがポイント。やりすぎには注意。

select_skin_tone_04_1
カーブをクリックしてポイントを追加してドラッグすることが出来ます。S字カーブを追加した上で、コントラストを高めて色味を出します。

select_skin_tone_05_1

ボーナスポイント:画像にノイズが生じているので、ノイズの軽減が必要かもしれません。

選択を絞り込む

今回の例では、全てのスキントーンを選択できるほど許容量の値を上げることによって、砂まで選択されます。

select_skin_tone_06
そのため、モデルの肩のハイライトの部分(2)が選択されないように許容量を下げる(1)必要があります。

select_skin_tone_07
多少妥協しました。できる限り肌の範囲を選択しましたが、砂の一部も選択しています。それがなければモデルの左足を選択することは出来ませんでした。そこはしょうがないので、OKをクリックします。

ここで出来ることはいくつかあります。クイックマスクに入って(キーボードショートカットはQ)抜けている選択範囲を塗るか、不要な部分を塗り消すことが可能です。それとも調節をして、選択範囲からマスクを作成してそのマスクを上から塗るのも一つの手。

今回は、トーンカーブ調整をまた選んでマスクを作ることにします。マスクに変更を加える前に必要な調節を加えます。

select_skin_tone_09
この場合、温かみも与えるためにレッド、グリーンとブルーのトーンカーブも調節しました。ビーチで過ごす初日だったと思います!

select_skin_tone_09

砂に起きた調節はそこまで悪くありませんが、女性の髪に赤みが出すぎてしまいました。トーンカーブレイヤーにかかったマスクを選択して髪色を修正できます。ついでに砂の部分も修正します。

次にブラシをホワイトに変更して、調節を反映するためにハイライトの部分にマスクを塗っていきます。

select_skin_tone_10

色域指定と肌色

どの肌色も基本は同じ色素で出来ているので、Photoshopでは全く同じ扱いとなります。

select_skin_tone_11_1

この画像が上の画像とかなり似ていることがわかります。

ボーナスポイント:Photoshop CC 2015.5にアップデートすると、選択範囲の調節は新しい範囲選択とマスクのワークスペースで可能。好きな範囲選択のツールを選んで画面の一番上のボタンをクリックすることで作業できます。

select_skin_tone_12_1