フレームの中に、何を入れるか、入れないかで、普通の写真と、特別な写真の差が大きく出ます。見る人の興味を引きつけるには、画像のフレーム、構図がとても大切です。

クロッピングはとてもパワフルなツールです。日常の当たり前の情景が、アートに変わります。これが写真の醍醐味です。あなたの見た世界を表現するために、色々試してみてください。縦横比は、非常に大切な役割をします。デジタル一眼レフカメラの一般的な比率は3:2です。

Close-up of red running track with lines and athletic female legs

20世紀初めにライカが35mm フィルムカメラを作ってからこのフォーマットが使われています。コンパクトカメラや、中判カメラでは、4:3が一般的です。3:2より少し長さが短いですが、この微妙な差で構図が大きく変わります。大判の風景写真を撮るフォトグラファーは、地平線を表現しやすいので、4:5、5:4、 6:7の比率を好みます。一方、ウェブサイトのレイアウトなどで人気なのは、16:9のパノラマ写真です。

The City of London Panorama

1:1の比率もスマートフォンの普及で復活しました。正方形は非常にバランスのとれた形なので、フレーム内で目を動かしやすいです。長方形のフレームより場所を取らず、シンプルな構図の必要性が生じています。正方形のフレームでは被写体を中央に置くとバランスが取れます。

Processed with VSCOcam with lv01 preset

さて、長方形のフレームに話を戻しましょう!フレーム周辺は、ギリギリにならないよう注意しましょう。動きが強調されず、残念な構図になってしまいます。

Young woman is riding a bike, closeup on her hands

同様に、クローズアップの撮影もお試し下さい。画像が窮屈になり過ぎない「ほどほど」の距離が必要なことをお忘れなく。いろいろ試し、失敗を重ねることが上達のコツです。

young woman on the beach

クロッピングが、いらないものを排除するためのものであれば、意図的にフレームから被写体を隠して見るのも一つです。見る人に想像力を与えます。決定的瞬間や、自分の見方、捉え方を表現してみてください。

Portrait of cute little girl peeking out from behind balloons

自分の撮り方が確立されていても、時々、別の方法を試してみてください。少しの違いで、写真が大きく変わること、ぜひ実体験してみてください。